にゃごにゃ小学校

本家(HP)作製のネタ、あるいは記事にするには寸足らずな話を日記兼用でアップします。

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 独立系ソフトウエアハウスである私の会社は、現在1年間のインターンシップの学生をアメリカから受け入れています。彼の日本語スキルは極めて高く、また勉強熱心で、その彼のために週一回、私が日本語のレッスンをしています。また、私も含めた社員の側も、初級と上級に分けた英語のレッスンを彼からしてもらっています。

 彼の日本語レッスンは、前半は事務の女性の誰かに参加してもらってのフリーカンバセーション、後半は文法・表現、発音などのテクニカルなトレーニングとなっています。
 日本にいて、わざわざレッスンでフリーカンバセーションをする必要があるの、と思う方もあるかもしれません。実際、彼は会社でも日常の生活でも会話は全て日本語、また週末はいつも日本人のホストファミリー宅で過ごします。それでも、なかなか集中して日本語で会話する機会は少ないので、フリーカンバセーションの時間をとってほしい、というのが、彼からの希望なのです。
 このあたりの事情は私にはよくわかります。前にイギリスからきていたインターン生はもともと日本語がほとんどダメでしたが、滞在中ほとんど英語で事足りて、日本語レッスンも毎週しましたが、結局1年いてほとんど進歩なく終わってしまいました。また、会社への応募者で、アメリカに何年いた、とかアメリカの大学を出て何年仕事した、とかいう人と時々面接しますが、ほとんどの人の英語スキルはそうした経験から期待されるレベルよりはるかに低いものです。

 さて、あるとき、そのフリーカンバセーションで、「大の月、小の月」をとりあげてみました。
 まず、アメリカで、というか、彼はどう区別しているのか聞いてみると、以下のような言葉を教えてくれました。

  Thirty days has September,
  April, June, and November
  All the rest have thirty-one
  And the moon grows fat in every one

 彼自身認めていたように、そもそも文章としてちょっと変ですが、要するに「9月と4月と6月、そして11月は30日、残りは全部31日、月は毎月満ちていく」というような意味で、月順も前後しているのは語呂合わせで韻を踏むためだとわかります。
 2月が含まれていませんが、これはわざわざ覚えなくてもわかるでしょ、ということでしょう。

 で、日本語ではもっと簡単に、「西向くサムライ 小の月」って覚えるんだよ、という話をしました。こうした語呂による覚え方は、日本語の方が得意だという一例のつもりだったのですが、その意味を説明しているときに、ちょっと予想外の事態がおきました。
 ニシムクは、2月4月6月9月ですが、サムライというのは、11を漢字で書いたときの十一を縦書きにすると士、つまりさむらいと読める字になることからきています。ところが、同席した20代半ばの女性は、この語呂合わせは知っているが、サムライが十一を意味しているのは初めて知った、というのです。
 さらに彼女が言うには、たまたまその言葉は予備校の先生に教えてもらったから知っていたが、そうでなければ知らなかっただろうということ。そしてその教えてくれた先生も、11月がなぜ含まれていないのかはわからない、と言っていたということなので、もちろんサムライがそれを意味することも知らなかったということです。
 ちょっとびっくりして、後日、英語のレッスンのときに別の20代半ばの女性事務員に聞いたところ、彼女は「西向く…」自体を聞いたことがない、といいます。前の彼女のいった通りです。

 幸い、私と同年輩の同僚、そして8才年下の家内も、ちゃんとこの言葉は知っていたので、さみしい思いはしなくてすみましたが(笑)、日本人なら当然知ってるだろう、と思っててもそうでないことというのはやはりあるもんだな、と再認識しました。
 語学の学習は奥が深いもんです。

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