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まだ正月気分も抜けきらぬ中、さる11日に、ある知人の女性が亡くなりました。
死因は、たしか、膵臓癌。
難しい癌らしく、もとより完治など望むべくもない状況だったのですが、不思議なことに、通常はモルヒネなどで叩かないと激しい痛みがあるそうですが、最後まで癌による苦痛はほとんどなかったそうです。また、信仰心の厚い彼女は、いつも明るく、自分の病気を知っていましたが、死を少しも恐れていませんでした。むしろ、後顧の憂いのない自分の環境、設備が整って景色もよい病院、痛みによる苦しみのないことなどを神に感謝しておられました。
半年程前、お見舞いにいったときは、正直、その痩せ細りようと、老け込みようにかなり驚きました。また、非常に体もしんどそうでした。
しかし、3ヶ月程前に、たまたまその方のお嬢さんを病院にお送りする機会があって、いっしょにお見舞いしたときは、驚くほど元気で、肌艶もよく、逆の意味でびっくりしました。
それが、この年末年始に、一時帰宅しているとき、自宅で骨折してしまったそうです。どういう経緯か詳細は知りませんが、おそらく転倒でもしたのではないかと思います。
病院で治療を受けていましたが、前日に容態が急変し、早朝、お嬢さんの看取られる中、旅立たれました。
通夜に出席しましたが、お顔は非常に穏やかで、二年以上の闘病生活を感じさせるものではありませんでした。彼女は生前に言われていた通りの、信仰の人生を全うされたようです。 実家が北海道で、親戚縁者も皆そちらということで、亡くなったその日の夜に行われた通夜は、お嬢さんと、それからそのお父さんのほか身内はなく、密葬に近いようなしめやかなものでした。しかし、近しい信仰の友たちが十名ほど集い、彼女にふさわしい静かでおごそかな葬儀となりました。
「ご主人」ではなく、「彼女のお父さん」としているのは、現在、籍を外しているからです。実は、詳しい経過は良く知りません。が、少なくとも最近は父娘と、亡くなった彼女は同じ家に住んでいました。
お嬢さんの姓は父のものではなく、彼女のものです。
このため、この通夜と、翌日の告別式の喪主は、このお嬢さんでした。
いちおう、お父さんもご一緒でしたが、出席者への挨拶状に、喪主として、20すぎの女性の名が記されているのを見るのは、少々痛ましい気もしました。
しかし、ここ数年、亡くなったお母さんと同じ信仰に真剣に取り組み始めた彼女は、明るく、気丈で、ときおり堪えきれない感情に涙をこぼす場面もありましたが、ほんとうにしっかりと母を見送る役割を果たしていました。
近年あまり目にすることのない、若い女性の「健気(けなげ)」な姿を目にした想いでした。
心よりご冥福をお祈りいたします。
(。・。・。)こんにちは
ご無沙汰です。
話題が話題でしたので
ちょっと参加させていただきますね。
σ(・・*)アタシはいつも自分の命はあと1年・・・と思って生活しています。
(その割りにいつもグチャグチャですが(;^_^A )
にゃごにゃさんのお知り合いの方、本当に残念でしたね。
こういうお話をお聞きすると
見習いたいと思う事が多くて
つい自分に置き換えて反省しきりです。
身辺をすっきりさせて天命を全うさせる事ってなかなか難しいです。
同じような持病をもっているσ(・・*)アタシも他人事ではないのですが
どーしてもいつもジタバタ生きているので
σ(・・*)アタシの時は一体どーなることやら、と焦ったりもします。
案外ジタバタしてる方がσ(・・*)アタシの性に合っているのかもしれませんが
たくさんの辛い思いを乗り越えた上での「悟り」みたいなものをもってしても
想像を超える家族・友人との悲しい別れ・・・・
σ(・・*)アタシがちゃんとできるかどうか。。。
(o・。・o)あっ! ごめんなさい
ついダラダラと書いてしまいました。
お知り合いの方のご冥福をお祈りします。
しかのすけ
>> σ(・・*)アタシはいつも自分の命はあと1年・・・と思って生活しています。
rakuさんの、人生に対する覚悟というのが、ブログを拝見していても伝わってきます。
漫然だらりと生活している人の何倍も何十倍も生きてるなあ、といつも感心しきり。
あたかも、「我に七難八苦を与えたまえ」と天に祈った山中鹿介(鹿之助)のようです。
>> σ(・・*)アタシがちゃんとできるかどうか。。。
rakuさんはとても理性的で、かつここぞというときに限りなく強いので、ずえーったい大丈夫です。
少し爪の垢を分けてもらいたい。
でも、お身体には気をつけて。