にゃごにゃ小学校

本家(HP)作製のネタ、あるいは記事にするには寸足らずな話を日記兼用でアップします。

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 『硫黄島からの手紙』を見て、丁寧に作ってるな、と感じたことの一つが、日本兵たちが自決するときに使っていた手榴弾です。

 これは、九九式だと思いますが、当時の日本軍の手榴弾は、あのように、安全ピンを外したあと、棒を叩いて発火させてやる必要がありました。米軍のそれは、レバーも信管も、安全ピンだけ外せばスプリングで外れて着火するように作られていて、投げてやればいい、というものでしたから、かなり差が出ます。

 だって、突撃や白兵戦のとき、ピンを抜いて相手の方に投げてやれば事足りるのと、ピンを抜いた上で、えいっ、と筒を叩かなければならないのとでは決定的な差です。野球でいえば、ピッチャーが、ただ球を投げればいいのと、投球モーションに入ってから1度、球を身体のどこかに叩きつけてから投げなければならないというくらいの差があり、後者なら盗塁はし放題でしょう。
 戦場なら命にかかわって来ます。

 手榴弾に詳しい人は、映画のように体が吹き飛ぶのはおおげさだ、と思ったかも知れません。というのは、基本的な手榴弾は、爆発力ではなく破片で人を殺傷するものだからです。
 ただ、日本軍のものでも九七式はたしかに破片式で、映画のような爆発力はないのですが、この九九式は、「爆破用」手榴弾であり、そのために映画で見たように、破片式のような表面の凹凸がなく、かつ強い破壊力を持っていたのです。

 ちなみに、塹壕には、穴の中にさらに径が十数センチから二十数センチで、深さ数十センチのもぐらの穴のようなものを掘っておきます。これは、もし敵が手榴弾を投げ込んで来たら、そこに放り込むためのものです。逆にいえば、破片手榴弾の威力は、そんな手段で回避できる程度のものなのです。

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