にゃごにゃ小学校

本家(HP)作製のネタ、あるいは記事にするには寸足らずな話を日記兼用でアップします。

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 中国政府が、以前から国民の自由なインターネットアクセスを大幅に規制しており、しかも、Googleやマイクロソフトなどのネット関連企業への圧力も含め、政策的にも技術的にも、量質ともますます規制を強化してきている、というのは周知の事実です。従来は、キーワードなどでアクセスをブロックしていましたが、ある種のブラウザでそれをスルーでき、それを目的にそのブラウザの利用者が爆発的に増えたりしたことから、さらに巧妙な仕組を開発、導入しています。その一つは、アクセス元のIPアドレスごとに履歴を管理し、その傾向により同じキーワードでもブロックしたりスルーしたりする、というシステムです。これは、金盾というシステムで、赤いエシュロンとも呼ばれています。

 たとえば、チベットという語や、人権という語を検索してもアクセスできますが、チベットと検索したのに続いて人権とアクセスしようとすると、ブロックされたりするわけです。

 そもそも、北朝鮮のような極端な閉鎖国家ならともかく、このネット時代に、しかも外資を大々的に誘致し、また輸出により経済成長を成し遂げようとしている、巨大経済規模の中国のような国が、そうした規制をすること自体、極めて醜悪で歪んだ状況です。
 少し考えればわかりますが、健全なセキュリティ上の理由から、オープンなインターネット上で、暗号化による通信は不可欠です。しかし、この暗号化されたデータ(IPパケットといいます)は、当然のことながら検閲は困難です。そのため、暗号化が検出されると、それだけで遮断してしまう、というのが現状のようです。
 このため、ごくごく汎用的なソフトでも、SSHやSkypeのような暗号を使うものの使用は禁止されており、使用が確認 されると直接警告を受けることがあります。
 ちなみに、Skypeは中国仕様のものがあり、これはSkype内に、中国政府の指定した検閲機能を持っています。

 さて、一方で中国は、ITのアウトソーシング(発注開発)先として、積極的に自国を売り込んでいて、多くの日本企業がオフショア開発(現地での開発)を行っています。大手企業で、現地に合弁企業を設立して多くの中国人技術者を雇用しているところもいくつもあります。
 ところが、上記のような矛盾した政策のため、最近顕著な障害が生じて来ています。中国から日本国内への通信中に、通信が遮断されてしまうのです。

 技術的には、TCP接続という通信方式でデータ転送中に、中国側からTCPリセットというコマンドのパケットが送信され、TCP/IP通信が遮断されてしまうのです。こうした通信は、中国のプロバイダを経由して行われるのですが、企業から苦情を受けても、プロバイダ側は、「こちらに問題はない」と回答するか、あるいはまったく返事がない場合もあるそうです。
 ITのオフショア開発だけ考えてみても、これは致命的な問題です。必要なデータのやりとりが行えないからです。システムのソースやツール、仕様書などのやりとりはもとより、ネット会議なども頻繁に行う必要がある場合が多いのですが、これがブツブツと切断されたのではたまったものではありません。なにしろ、メールすら送受信できないケースもあるそうです。
 この事実は、いまのところ日本国内ではほとんど報道されていないようです。

 現在のところ、確実なのは、極めて高価な専用線を導入することだそうですが、中小クラスの企業には大変な負担になりますし、大企業にとってもそのことによるコスト増大は無視できません。さらに、ことはITのアウトソーシングだけでなく、海外との通信の必要なすべての企業にかかわってきます。
 実のところ、こうした検閲システムの開発をおこなっているのは、シスコ・システムズ、モトローラ、サン・マイクロシステムズ、ノルテル、AOL、マカフィー、Googleなどの米大手企業群で、そのことが非難の対象にもなっているのですが、いくらこれら先端企業が参加しても、企業活動に支障がなく、しかも国民をネットからつんぼさじきにおいておくなどということは、技術的に無理な相談です。

 規制を強めたい中国政府、しかしインターネットの普及は加速し、次々に新しい技術が利用できるようになるとともに、企業活動がそれらの技術やインターネットというインフラなしでは成り立たなくなっていく。こうした流れの中で、今後ますます中国政府のネット規制は、そのほころびを顕在化させていくに違いありません。
 こうしたことも、中国崩壊へのベクトルの一つになることでしょう。

 蛇足ながら、媚中マスコミの中でも、このところとりわけ偏向の著しい日経新聞ですが、もしその口車に乗って多くの日本企業が今後も中国進出を続け、そして膨大な人的、経済的損失を被ったとき、そのミスリードの責任をどう取るつもりなのでしょう。さすがに朝日新聞を盲信する読者は、少数派になりつつありますが、日経はまだまだ経済人に影響力を振るっています。自前の分析力がしっかりしている大企業は、すでに中国脱出を始めていますが、そうした状況に逆行して国益を損なう行為は、そろそろ自粛しないと、大変なことになります。
 とくに経営者の方々にはよく考えてほしいものです。

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コメント

中国のやり口

今の中国の工業大国としての成功は100%日本のおかげで、そのやり口たるやひでぇもんです。
まず企業を招致、
現地の人間を雇用させて工場立ち上げ。
日本から最新鋭の工作機器を搬入、
従業員の慣熟訓練終了後、いざ操業となると従業員が一斉に消える。
国は「なぜ操業しない?出来ないなら帰れ!」
と強制退去させられ、大金を投じて作った工場、設備が全て取り上げられ、慣熟訓練をした従業員が戻ってきて、コピー品を作るというとんでもねぇことがつい最近まで繰り広げられていました。

なんか引っかかるのが、「赤エシュロン」回避の為に高価な専用線。というのです。

平たく言うと、専用線をひかせるため資金を投じさせて、光ファイバーのインフラ整備をしようとしているんでは?と勘ぐってしまうのですが。
あの国は他人の財布を気にしませんよ。日本のサラ金といい勝負です。

規制に関しても企業は専用線、民間は電話回線とすることで、選り好みして情報収集ができるんじゃねーかと・・・。

>> 中国のやり口
うわー、そこまでとは知りませんでした。

>> なんか引っかかるのが、「赤エシュロン」回避の為に高価な専用線。というのです。
なるほど。あり得る話ですね。
どちらにしても、かの国では、専用線とてしっかり暗号化しておかないと、安心できないでしょう。

とにかく、アジア特定三国には、「感謝」「誠意」などという言葉は存在しませんからね。ましてや「奉仕」なんて、強制労働の意味以外には、概念すらないでしょうからね。

やれやれ…。

>社会の底辺さん
く、狂った国なんですねぇ…。
件の赤エシュロン回避線にも何を仕込んであるものやら…。

ネットも

>> 件の赤エシュロン回避線にも何を仕込んであるものやら…。
空気もダメ、水もダメ、食品もダメ、政府はもちろんダメ、そのうえネット、それも専用線すら信用でけんとは…。

なんちゅうところなんでしょう。

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