にゃごにゃ小学校

本家(HP)作製のネタ、あるいは記事にするには寸足らずな話を日記兼用でアップします。

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 いずれいくつもりでしたが、スナッチャーさんに触発されて週末に行ってきました。

 もともと、特撮ファンとして、また、旧作の日本沈没に思い入れのある一人として、あくまで特撮のできを楽しむために行ったので、それ以外のところ、特にストーリーについてはあまり突っ込みません。しかしまあ、せっかくだから少々。
 いきなり日本が沈没することが判明するというところと、それを回避できないかという動きに結末、これについては、悪くないと思います。個々のエピソードにも、いいところがいろいろありました。ただ、全体としてはとても散漫な感じ。阿蘇の爆発でチャーター機(なの?政府専用機なの?)が墜落するあたりまではわりとよかったんだけどなあ。
 旧作に一貫性があったのに比べると、どうもちぐはぐさや飛躍が多い。

 特撮ですが、よくがんばってました。ただ、ストーリーの中でこちらも散漫に分散して、なんというか球数が多いだけでだらだら続く打ち上げ花火のようで、せっかくのいい絵がうまく生きてない。それと、水の使い方は相変わらず下手。いっそCGだけでやっちゃった方がましなのに。
 特に気になったのは、衛星視線から見た日本列島の沈み具合(これ自体は悪くない)と、各都市の実際の状況がどうにもアンバランスなところ。海岸沿いはすっかり沈んでいるはずなのに、海からほどちかい下町の様子がまったく普段と変わらなかったり、静岡震源で東京の超高層ビルが軒並崩壊するほどの地震に見舞われていながら、横須賀港に位置する深海艇の基地がまったく無傷だったり。ビニール製のあひるちゃんみたいにぷかぷかと浮いたり沈んだりしていたわけではないと思うのですが。

 私は男女のべたべたが嫌いなので、主人公とヒロインの距離感は悪くなかったのですが、あちこちで批評されているように、やはり話の中心に据えるにはどうにも弱い二人の悲恋です。二人の言動に説得力がないというか…。
 もっとも、ひとつには私が柴咲コウを好きでないせいかも知れません。GOのときから好きでなかったんですが、今回もやっぱり好きになれませんでした(ファンの方、すみません)。

 予想外によかったのは、田所博士。豊悦って、どうかなあ、と思いましたが、非常によかった。あの思い詰めたような表情が、よく設定とマッチしていました。もちろん小林桂樹とはまったくタイプの違う田所博士ですが。
 あと、もう一人の深海艇パイロット、結城(及川光博)が、愛する妻子を海外に避難させながらも、自分は日本を見捨てて逃げ出すなど考えもせずに死力を尽くすところは、じーんときました。やはり男はこうでなきゃ。

 特撮のクオリティに話を戻すと、一部アラが見えるほかは確かに高かった。ハリウッドとの優劣なんて問題とは別に、日本の特撮らしくてよかったです。私の感じとしては、ハリウッドの特撮は乾いた感じ、日本の特撮はしっとりした感じです。日本の特撮にはハリウッドのSFXにないよさも、確かにあります。
 個人的には、樋口監督が特技監督ならもっとよかったろうに、と思いますし、逆に監督はほかにもっとうまく撮る人がいるに違いない、と思いました。例えば阪本順治監督とか。

 それにしても毎度のことながら、レイトショーの観客はお行儀がいい。やはりお金を払って他人と空間を共有する以上、こうでなければ。その点は満足でした。


 あー、それにしても、みんな潔くなあーんもせずにいっしょに沈めばいいやんか、と思ってしまうのは、やはり私が日本人の特性を持ってるからなんでしょうか。それとも、たんに横着だから?苦労して異国の地で、嫌われながら生きていくのはしんどいなあ。
 日本人として、この日本列島という天からの授かり物のありがたさを、つくづくと感じた映画ではありました。

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コメント

特撮好きですか?

にゃごにゃさん、おじゃまします。

>海岸沿いはすっかり沈んでいるはずなのに、海からほどちかい下町の様子が
>まったく普段と変わらなかったり
主人公が、どうやって移動したのだろうか?って・・
突っ込んだら、キリがないですよね(爆

>あー、それにしても、みんな潔くなあーんもせずにいっしょに沈めばいいやんか、
>と思ってしまうのは
何ででしょうね~~ワタシも・・
無駄に抵抗しても、アカンって?
そういう考えは・・“平和ボケ”ちゅうねん(by社会の底辺さん

つうか、北のミサイルには、“この野郎!!”って思っても
“地震”だと、“しゃあない”ってなるのは、
日本人の太古からのDNAの内なる叫びだったり?(ナンチャッテ)

DNA

>> 特撮好きですか?
好きなんです。あんまりちゃちいのは拒絶反応が出ますが。ほとんど病気ですね。たぶん。

>> 主人公が、どうやって移動したのだろうか?って・・
>> 突っ込んだら、キリがないですよね(爆
ありました、ありました。小野寺が、明日日本を発つ、とかいってるけど、いったい
避難所からどうやって空港に行くんや?とかね(笑)。

なんか時系列間違えてたとしか思えないような箇所があちこち。

>> つうか、北のミサイルには、“この野郎!!”って思っても
>> “地震”だと、“しゃあない”ってなるのは、
>> 日本人の太古からのDNAの内なる叫びだったり?(ナンチャッテ)
たしかに、いっしょに沈むといいながらいざその場になってみると気持ちは変わるかもしれないけど…。

でも、「太平洋の翼」という昔の映画があって、零戦に乗った加山雄三が、
B-29の編隊に向かって「日本の空から出てけーっ」て叫ぶんですよね。
そして、爆弾投下が始まると、「くそーっ」といってB-29に突っ込んで行く。
その気持ちって、すごくわかるんですよ。
温和な日本人があれだけの戦争を戦ったのも、ひとえに日本を守りたかったのではないか、と。

一方、富士山が噴火して日本沈没、なら宿命ですよね。誰を恨むでもなく。そんな諦観はあるような。

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