にゃごにゃ小学校

本家(HP)作製のネタ、あるいは記事にするには寸足らずな話を日記兼用でアップします。

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 わが家の飼い猫(メス)は、エサ入れの中身がすこし少なくなると、すぐ妻にしつこくクレームをつける。「まだたくさんあるじゃないの」と妻が言っても聞かない。激しく責める口調で、何度も何度も催促を続ける。根負けした妻が、継ぎ足したフードで皿を満たすと、満足したように台所を後にする。別に、新しく入れたからといって、それを口にするわけでもない。
 動物は倉を作らない、というが、なんの、このネコはしっかり先の分まで確保しないと安心しないのである。

 ごく最近、しかし、彼女(ねこ)が正しいことが証明された。いつものように、『ええ加減、少ないやんかぁ』というクレームに、妻がエサを与えようとして、キャットフードを取り出してみたところ、もう残りがなかったのである。
 真夜中のことであり、コンビニにでも行き、高いフードを買わなければ入手は不可能。もし彼女(ねこ)が前倒しに要求する習慣がなければ、少なくとも一夜の間、飢える羽目になるところであった。とりあえず、今皿の中にある分は食べられる。
 ねこのくせに、ちゃんと飼い主たる人間の資質を見抜いているらしい。

 ところで、幸か不幸か、前に試しに買って、口に合わなかった安物のフード(こういうのをわが家では『モーニングキャット』と呼ぶ)が、大量に余っていた。さしあたって補充してやるエサがないことに焦った妻は、よせばいいのにそのまずいフードを、まともなフードの上に注いだ。『こんなもん食えるか』とすぐ彼女(ねこ)は声を大にして反応したが、後の祭り。1日食わなくても死にはしない、と妻はそのまま床についた。

 その後、彼女(ねこ)がどういう心境にあったかは定かではない。1日我慢すればまたまともなフードにありつけるのだが、その辛抱が出来なかったのか、あるいは食わないはずのフードが出てきたことで、ただならぬことが起こったという危機感を抱いたのか。
 彼女(ねこ)は、夜の間に、そのまずいフードを食べたのである。それも大量に。そして…。そこかしこに吐いていた。
 吐くくらいまずいのなら食わなきゃいいのに、と思うのだが、ともかく彼女(ねこ)は食べ、そして気分が悪くなって吐いた。

 いや、妻の性格を見抜いてフードを前倒しに要求するくらいのネコだから、あるいはこのままこのフードを食べさせられてはたまらん、と、見事なパフォーマンスを演じたのかも知れない。
 それから半日、彼女(ねこ)は今、食べ慣れたおいしいフードで腹を満たし、ぬくぬくとファンヒーターの前で長くなっているのである。

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コメント

タイトル?コメントの?

モーニングキャットって『ホワッツマイケル』ですよね(笑)?

タイトル。コメントの。

★PT(S)Dさん、こんにちは。

>> モーニングキャットって『ホワッツマイケル』ですよね(笑)?
そうです、そうです。あのマイケルが死ぬほど嫌がる、まずいネコ缶。
もう死語なんでしょうかねー。

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