にゃごにゃ小学校

本家(HP)作製のネタ、あるいは記事にするには寸足らずな話を日記兼用でアップします。

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 最近多い、劇場公開中にいきそびれてしまった作品の一つ。WOWOWのハイビジョン5.1ch放送を120インチで観たから、あまり劇場と差はなかったはず。

 結論から言うと、いろいろ言われていて予想していたよりずっといい作品だった。ストーリーはハリウッドの「ザ・ロック」によく似ているが、個人的にはこの「亡国のイージス」のほうがずっといいと思う。

 昔と違って、大佐だの中尉だの伍長だの言っても通じない今の日本だから、その点でよおわからん、説明不足、という批評が出てくるのはしかたないし、確かにその点で損をしているのではないかと思う。私のように肩章の帯の太さと数を見ただけで階級とどのくらい偉いのかがわかり、かつ階級的には高くなくても艦内では極めて存在感があり、上級幹部にも一目も二目もおかれる先任伍長(専任ではない)の立場を知っている者にとっては、非常によくできたシナリオになっていると感じられる。

 一つ、決定的に不満なのは、乗っ取られたイージス艦が他の護衛艦を攻撃するシーン。なんでちゃんと爆沈する絵を入れないのか、まったく理解に苦しむ。正直、直撃直前にリモートでミサイルを自爆させて、被弾しなかったのかと思い、しばらく状況がわからなかった。コンソール上からプロットを消すだけでは、無理がある。
 そのシーンを入れないことでなにか効果が得られているのかと言うと、とてもそうとも思えない。沈めてしまうのに抵抗があるなら、被弾させ大破させるだけでもいいはず。「トータルフィアーズ」でロシア軍の戦闘機に攻撃され被弾した米空母の、すばらしく迫力のあるシーンを少しは見習って欲しいものだ。
 この部分の減点は極めて大きい。

 とはいえ、トータルには十分、いい日本映画ができた、と称賛できる出来栄えだと思う。
 真田広之はもちろん、中井貴一はとてもよかった。佐藤浩一はやはりこういう映画にはよく似合う。寺尾聰ははずれかな。
 「男たちの大和」を見損ねたことをまた後悔させてくれる一本ではあった。

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コメント

こんばんは

わたしも録画していました。
ゲームしながら見ていたんで、内容の半分も理解していませんv-9
が、面白かったですね。

例の護衛艦の撃沈シーンですが、
ハープーンの描写に金掛けすぎて、轟沈CGが作れなかった

・・・なんてことないですよねv-18

押井守の信者 じゃなかった、ファンの人並みに好意的に理解力を広げれば
直撃の爆炎を遠目に中井貴一がCFでもおなじみの
「日本人よコレが戦争だ」
って呟くシーンがありますが、竹島問題にしても、外国ならいつ軍事衝突してもおかしくない状況にあっても、あきれる程に他人事のように客観的、言い換えれば遠目に見る心理描写を表したものではないかと。

シグナルのビーコンという情報を持って、状況を理解したつもりになっている日本の現状を皮肉ったものかと。
事の起こりの防大生の論文自体が、今の日本のあり方を皮肉ったモノでしたから。

などと微塵も思ってないんですがね(きっとハープーンの・・・

『男達の大和』も面白そうですね。時間と金(特に後者)が無くて行きませんでしたが、
見てみたいですねぇ。

【深い】

>> あきれる程に他人事のように客観的、言い換えれば遠目に見る心理描写を表したものではないかと。
おお~、深い読み。そこまで考えていたとしたらすごいですが、映画の演出は空振りしてますね(苦笑)。

ただ、それを除くと、あのシーンの緊迫感はすごいしよくできていますよね。それだけに惜しい。

>> などと微塵も思ってないんですがね(きっとハープーンの・・・
私もそちらに一票(笑)。

>> 『男達の大和』も面白そうですね。
カノジョさんが乗り気でなかったからいけなかった?

むむむむ・・・、

個人的には、膨大な原作の量を2時間枠に抑えるには無理があったのかな?という印象でした。この映画は、映画館のど真ん中席で観たので、映像的にはめっちゃ感激したんですけどねー。

あと重要ないくつかの設定が無視されていることも気になりました。他愛のないことだけど、艦長が副艦長になってたり・・・。「副」では説得力ないやん!
ジョンヒの過去も全く語られないから、言葉を発しないのが意味不明だし、どーしていきなりKISSするよ!になっちゃう。(^^;
いえいえ、クチで文句言ってるほどダメってことじゃなくて、むしろ邦画では高レベルの出来だと思ってます。公開前は散々文句言ってた先任伍長@真田さんも、意外や意外暑苦しさがドンピシャで言うことなしでしたし。(笑)

>男たちの大和
映画館を出てからもしばらく涙が止まらなくてめっちゃ恥ずかしい思いをしましたデス。(^^;

【むむむむむ…】

小夏さん、こんにちは。

なんかよくわかります。私は原作読んでないんで、撃沈のところ以外はそれほど不満はなかったし
いいところを素直に評価できたんですが、原作とのギャップが大きいと、もうそれだけで
ダメなことがよくありますね。

私の場合はずっと昔の角川版の戦国自衛隊。あれはまあおもしろい、という評価ですが、原作の
すばらしさからするとあまりに陳腐なので、ものすごく腹が立ちました。
でもそれ抜きにして考えれば、みられないこともないんですよね、たぶん(←どうしても
冷静さを欠いている)。

まあ下馬評がよくないのをしっていたので、かえって「そんなに悪くないやん」と思えたのかも。

なんか福井晴敏さんの小説って、いいんだけどうまく映画にならないですね。

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