にゃごにゃ小学校

本家(HP)作製のネタ、あるいは記事にするには寸足らずな話を日記兼用でアップします。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 こちらの記事のコメントで、アメリカの料理について予想外の盛り上がりとなっているので、ここで少しだけ取り上げます。

 その前に、念のために補足しておきたいのですが、一連のやりとりではディナーに連れていってくれた大学教授が味音痴のようにも見えますが、決してそんなことはなく、むしろ日本の料理はほんとにうまい、と来日するといつも喜んでくれます。
 また、今回の出張でも、忙しい中、自らハンドルを握ってあちこち連れていってくれましたし、ディナーにしても、こちらの会議費としてもたせてほしいといくら頼んでも、結局自腹でおごってくれたのです。
 出張そのものも、その教授の親身なアドバイスのおかげでうまくいったと言ってよく、実に温かいもてなしを滞在中のみならず準備中から帰国後も、して下さいました。ほんとうに感謝しています。それに、人格的にも、少しも気取ったところがなく、気さくでユーモアのある方で、そのうえ情報科学では高名な学者ですので、私は尊敬しています。
 ですので、決して教授の御厚意に対して笑いものにするとか、そういう意図はなく、単にアメリカの料理と日本人の味覚のギャップについて、正直に感じたところを書いているだけだという点、ぜひ誤解なきようにお願いします。

 で、そのレストランのスープがこれ。



 スープという言葉からイメージされるような水っぽいものではなく、具というか固形物というか、中にたっぷり入っています。これにビールかワインがあれば、それだけでとりあえず夕食になりそうな量で、サラダを頼まなかった自分の判断の正しさを感じさせてくれるものでした。
 ところで、日本には猫舌という言葉があります。ということは、ふつうの日本人は猫舌でないということですね、きっと。一方、アメリカには猫舌という言葉はなくて、逆に、猫舌でないことがふつうでないらしく、そうした人のことをアスベストス・タング(石綿舌)と呼びます。
 それから、よくいわれることですが、欧米人はゆっくりと楽しみながら食事するのに、日本人は早喰いで、せっかち、とされています。

 ところが、私は猫舌。基本的には平均的日本人程度に早喰いだとは思いますが、熱いものになるととたんにペースが急落します。特に、今回のように具の多く、しかもチーズで囲まれて保温性の高いものは、とてもてこずります。
 逆に教授は、ものすごい石綿舌。しかも食べるのがむちゃくちゃ早い。私が熱くて量の多いスープに手を焼いている間に、あっと言う間にスープを空にしてしまいました。
 幸いにして、『例の』サラダが間に挟まったので、私は教授が喜んでそのサラダを平らげる間に、なんとかスープをやっつけることができたのです。

 そして、メインディッシュがこれ。なかなか写真では伝わりませんが、かなりのボリュームです。



 さらにたっぷりと盛られているのはアメリカ流。これは、かなり日本文化に馴染んだアメリカ人でもそうですが、彼らは、皿とかカップとかには、たっぷり入っていないと我慢できないようです。たとえば、マグカップにはコーヒーが、なみなみと注がれていないと苛立ちます。
 日本では逆に、料理なら大きな皿の中央に小さく盛りつけ、お茶なら湯飲みに半分くらいいれるのが優雅だと感じます。また、それが高級感を誘うものですが、そうした感性はアメリカ人にはどうしても理解できないものの一つのようです。

 で、このメインディッシュですが、教授が自慢そうに、「この店は、このように盛りつけにも繊細な気くばりをするんだよ」と言います。「ははあ、そうですね。すばらしい…」と返したのは私ですが、帰国後この写真を見て家内は、「なに、このおおざっぱな盛り方は」と吹き出してしまいました。
 味は、しかし、まあまあ。ただ、不思議だったのは、チキンをオーダーしたのに、この料理、どうしてもポークのようにしか思えませんでした。

 ちなみに、中華料理店で食べたランチがこちら。



 味がすごく濃いんですよ、これが。ライスもパサパサしてまずい。量は多いし。
 それなもんで、われながら、よくランチに続いてディナーもやっつけられたな、と思います。
 いちばんほっとしたのは、ホテルに帰った後、道路をはさんだセブンイレブンで買ったビールを、部屋でのんびり飲んだとき。教授の御厚意にはいくら感謝しても感謝しきれませんが、こればっかりは別物です。

 こうして二日目の夜はふけていったのですが、翌日は、弁護士、教授とともに、ステーキのディナーにあずかることになっています。胃薬を飲みつつ、多少の不安を抱く私でした。




コメント



空間恐怖症 (kaier)
2005-10-05 13:51:36

盛りつけすごいですね。でも前のサラダといい、全く皿が汚れてないあたりは立派です(笑。

中身がビッチリ詰まっていないといけない、というのは音楽や映画を見ていても感じますね。
にゃごにゃさんに見せて頂いた「攻殻機動隊」の英語吹き替え版でも、九課による突入前の「間」を見事にぶちこわしてくれていますし、音楽でも詰め込み過ぎのものが多いように思います。
逆に、本格的な芸術家による作品は「間」を最重要視したものが少なくない、もっというと「間」だけしか考えてないんじゃないかこれ的作品が多いあたり、日本人にとってはごく普通の感覚であるこの「間」は、諸外国には理解しにくい特殊なものなのも知れません。

ちなみに私の会社の社名も、タイポグラフィーにおける「間」の意味です。
なんでも詰め込み過ぎは良くないよ、といいつつ、自らの生活は仕事の詰め込み過ぎである私。もっと間を大切に生きて行きたいです(涙。



やだなぁ (おかやま)
2005-10-05 16:58:43

中華料理店のランチとか言っちゃって。
2枚目の写真は、いつものウチの晩御飯じゃないですか。いつ隠し撮りしたんですか(笑



沈黙恐怖症 (にゃごにゃ)
2005-10-05 17:47:09

…ではありますね。「攻殻機動隊」の例もそうですが、電話しててもちょっと会話がとぎれると、"Are you still there?"(聞いてるか)と言われますからね。

ところで、kaierさん、早く間をつくって映画見に来て下さい。



とびうお (にゃごにゃ)
2005-10-05 17:49:07

>> 2枚目の写真は、いつものウチの晩御飯じゃないですか。いつ隠し撮りしたんですか
実は、アトリエとびうおのプリンタの棚の上の天井の隙間の向こうにカメラが…って、んなわけないですが。

まちがいなくおかやまさんの晩御飯の方が何倍もおいしいはずです。この写真から想像されるもっともまずい味よりも間違いなくまずいです。



行きます行きます (kaier)
2005-10-05 21:43:54

>この写真から想像されるもっともまずい味よりも間違いなくまずいです。

言っちゃアレだけど、鶏や野菜なんて市販のトマトジュースを水で薄めた奴で炊いて塩入れるだけでも結構美味しくなるのに、なんでわざわざ不味く作れちゃうんだろう?不思議だ。
いっそ水炊きでえーやんと思ったりします(笑。

ところで、映画行きたいっす。
もうすぐまた前みたいに忙しくなるのは間違いなさそうなので、ごく近日参上いたします!
どうぞ宜しくお願いします。



きてね (にゃごにゃ)
2005-10-06 09:33:15

とりあえずは戦国。んだども、『茶の味』、すごいィィ!
これは大人向けですね。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

Name
Title
E-mail
URL
Comment
Password
※入力しないと編集・削除ができません
 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL

http://questkpax.blog51.fc2.com/tb.php/364-bd13ca84

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。