にゃごにゃ小学校

本家(HP)作製のネタ、あるいは記事にするには寸足らずな話を日記兼用でアップします。

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 ラーメン二郎制覇のために戦うべき敵。単に量ということだけで言えば、すべて敵には違いないが、その中でも私の挑戦に対して協力的な軟敵(そんな言葉はないが)と、極めて手強い難敵がいる。二郎の中に入っているモノを、敵味方に分類してみよう。

 まず野菜。これは敵という言葉があたらない。大いなる友と言ってもいい。量は多いが大半は水分。胃に入れてしまえば、さして問題にはならない。しかも、容易にはスープを浸透させないため、塩辛くなった舌を無味のニュートラルに引き戻してくれる。濃厚なアイスクリームに添えられているウエハースというところか。しゃきしゃきした食感も、脂と対極をなすすがすがしさを与えてくれるし、錯覚とわかっていても、二郎全体の何割かの量を減らしたように見える達成感は、戦意を高揚してくれる。さらに、脂にむせそうになる消化器官を、その水分と繊維で内側から優しく鎮めてくれる。
 そう、やさいましまし、という言葉は、味方を増やす強力な呪文だったのだ。

 次に麺。基本的には、固形物としては大半を占める実体物で、強力な敵には違いない。しかし、二郎の麺は、その太さとコシの強さで、すぐにスープに内部まで絡まれて塩辛くなってしまったり、吸い込んでふくれあがったりはしない。味もいいので、ある程度、辛い舌もなだめてくれる。ちょうど、ステーキと一緒に食べる白パンのようなものである。
 しかし、戦いが長期戦になったとき、この麺はたちまちに寝返り、おそるべき敵として一気に牙を剥く。徐々に内部に濃くて辛くて脂のあふれた汁が浸透し、芯まで塩辛くなる。同時に、その体積を飛躍的に増大させて、もはやラーメンの麺の範疇に入らなくなったその太さは、飲み下す喉を通過することを潔しとせず、激しく抵抗する。さらに、量がまし、太さも増して、色まで深く暗くなったその姿は、挑戦者の視覚を通じてそれまでに数倍する圧迫感を精神的に与え始める。
 いかに歴戦のジロリアンでも、この状態になったらもはや敗色が濃厚だろう。おかやまさんが語るように、ここはひたすら無心、そうなるまえに胃に流し込んでしまうことなのだ。戦いの全期間を通じて、その量において「減→減→減→減→…」が鉄則、「減→減→減→不減→減→…」でもいい加減やばいが、「減→減→減→増」に入ると、もはや減の文字を見ることはなくなるかもしれない。どれだけ多くの挑戦者がこのステージに陥ってしまい、あたら命を散らせていったか、想像するだけでも胃が重くなる。
 ちなみに、それだけの力のある麺が、伸びてしまう前といえども胃に送り込まれると、その中で膨張してどういうダメージを与えるか、そのことはここでは考えないことにする。とにかく眼前の敵に勝利することが、今必要なのである。

 にんにく。今回これはよくわからなかった。苦手な人はもともとトッピングしないだろう。物理的に、胃を膨張させるような性質のものではないので、私のように好きな人間には、食欲増進の役目を果たしてくれるような気がする。ただ、二郎の強烈なスープとともにあるにんにくは、なぜかほとんどその存在を私に感じさせなかった。あれだけの量のおろしにんにくが、である。
 初陣の興奮と厳しい戦いに、すっかり余裕がなくなっていたからかも知れないが、ごく初期にわずかににんにくのあのかぐわしい刺激を感じたような気がしただけで、あとはまったく意識に上って来なかった。二郎とともにあっては、あれだけの猛者ですら雑魚扱いなのか!?

 スープ。これほど悩ましい敵もいない。前回も書いたように、ただ濃厚なだけではなく、高貴とさえ思える味わい深さを持つ。ふらふらと吸い込まれそうな、いや、吸い込んでしまいそうな魅惑的な味を秘め、舌と鼻をくすぐる。と、同時に、猛々しい脂と塩が、香と姿に魅せられて薔薇の枝を握りしめた者に襲いかかる刺のように、一斉に口の中で暴れ回る。
 しかもそれでいて、あの麺と絶妙のハーモニーを奏でて、一瞬戦闘の中にあることを忘れて酔い痴れてしまう。理性と食道、胃腸が声の限り警報を響かせても、その声が届かなくなるほどに幻惑に満ちた攻撃なのである。
 ハイテク軍団でもなければゲリラでもなく、また物量にものをいわせる近代軍でもない。敢えていえば、武人であり王族であり、しかも勇者である古代の戦士のようなものか。いずれにしろ、このスープこそが陰に日向に、真の強力な敵であることは間違いない。

 そして、ぶた。ジロリアンにとって欠かせぬ存在であることは理解できるが、こいつだけは、とりたてて空腹でもない私には、敵以外の何者でもなかった。
 ジロリアンたちは、「ただのラーメンよりは…」という愚かなノリでぶたラーメンを選択した私を「ぶぅわあかめい」と心の底から笑うだろう。しかし、それは正しい。私は確かに、『ラーメンよりもチャーシューメン』、くらいの感覚でそれを選んだのだった。
 よく考えれば、おかやまさんがちゃんと警告してくれていた。「1枚、2枚と数える代物ではなく、1個、2個である」と。そしてその数たるや、5個も6個もある。ちゃんと数えてないから、もう数個多かったかもしれない。
 幸か不幸か、スープのあまりの脂の濃さに、ぶたを脂っぽいとはまるで感じなかった。しかし塩辛い。これはこたえた。
 念のために補足しておくと、関西人が好まないのは、濃い味、特に塩辛い味である。同じ「からい」でも、スパイシーな辛さ、例えばカレーとかメキシコ料理、インド料理、キムチなどは、塩辛くない限りまったく問題はない。事実、関西には日本人向けにあまりアレンジしていない、本物に近い本格的で極めて辛いインド料理のよい店がたくさんある。
 だが、このぶたの塊群は、とにかく塩辛い。それだけでもつらいのに、大きくて数が多い。スープの塩分に耐性の低い私の舌はいい加減、海で数時間遠泳したときのような状態になっているのに、とどめに塩の塊を乗せて噛み砕くのは、じつにしんどかった。今回、最強最悪の敵は、ぶたであった。万一残せば、ごまかしようもなく「残した」痕跡を残してしまう存在でもある。始末に悪い。しかしこれも愚かとはいえ自分の選んだ道である。

(あれえ、その5で終わらなかったよ…)



コメント



塩辛さの地域性 (kaier)
2005-09-22 17:14:38

確かに関西人は「塩辛さ」にある種の恐怖を感じますよね。
先日話していた18代もかなり塩辛いです。慣れるまではちょっとツライかもしれません。(もちろん、塩味はあらかじめ調整可能、もちろん後からでも調整できますケド)

でもって、ぶたが塩辛いってのは、聞くだけでちょっと恐怖感が。
東京のラーメンを食べるたびに「関西よりも1%以上塩分が高いな」と感じていたのですが、イロイロ調べる(調べんなよ)と二郎は東京の人間でも塩辛いと感じる人が多いらしいですね。
にゃごにゃさんなら確かにツライでしょう。

しかし、いつしか18代でもカラメを頼むようになった私。
公言しておこう、やっぱり一度、二郎に挑戦してみたいと思います(笑。

ちゅかまだ続きますか(笑。



二郎ツアー (にゃごにゃ)
2005-09-22 17:19:11

を組むしかないですね。はっきりいって、kaierさんの胃袋なら勝てますよ。

ところで、あのホリエモンは、H君?家内に聞いてびっくり!!!

>> ちゅかまだ続きますか(笑。
もうどこまでいくか自分でもわからん。読む側もジロリアン並のタフさが必要になって来ましたなあ。



酔っぱらい来ました! (JJ)
2005-09-22 21:38:08

ひとつ提案!
カテゴリに「ラーメン」も入れてみたらいかがでしょうか。
「そのほか」じゃ、折角の二郎も可哀想ですよ。



ううむ (おかやま)
2005-09-22 22:28:15

二郎を「塩辛い」と感じたことって実は無いんですよねぇ(笑
しょっぺぇなぁと思うよりも先に舌がマヒしちゃうんで(笑 最近またフラっと出かけて小ブタヤサイマシニンニクマシアブラをスープの一滴まで完食してしまいました。南無阿弥陀仏…。



カテゴリー (にゃごにゃ)
2005-09-23 10:15:57

>> カテゴリに「ラーメン」も入れてみたらいかがでしょうか。
そうですね。kaierさんからも同じ提案をいただいてます。
その他のものもふくめてカテゴリを整理しようと思ってます。
JJさんのようにすっきりさせたいところです。私もどろ酔いなんて作りたい(笑)。



高血圧注意 (にゃごにゃ)
2005-09-23 10:19:23

>> 最近またフラっと出かけて小ブタヤサイマシニンニクマシアブラをスープの一滴まで完食してしまいました。
私の知人で塩辛いものが好きで、高血圧と心臓を患って入院した人がいます。注意して下さい。
といっても、なんとまあ魅惑的な言葉…。小ブタヤサイマシニンニクマシアブラ…。た、たまらん。



(*^-^*)ノオヒサシブリです (raku)
2005-10-02 15:38:53

にゃごにゃさん ( ´ ▽` )ノこんにちは
続いてますね('-'*)フフ
楽しみに来ましたが、よくこれだけ書くお時間が。。。
でも少し読んでもまだ読み終わらないという安心感が、ついに癖に。。。(* ̄m ̄)プッ
(^~^;)ゞ イヤァ~ 侮れませんな、ジロリアン♪
ラーメンはほとんど食べたことがないrakuですが
(本当はメチャ好きだと思われ)
こりゃもうチャレンジしてこの話題についていかなあきまへんなぁ。。。

そして、ジロカテゴリに一票です♪



二郎はラーメンにあらず (にゃごにゃ)
2005-10-03 12:31:00

rakuさん、こんにちは。

やっと時差ボケを脱しました(たぶん)。

>> でも少し読んでもまだ読み終わらないという安心感が、ついに癖に
おほめの言葉と受け取らせていただきますね(^^)

>> こりゃもうチャレンジしてこの話題についていかなあきまへんなぁ。。。
首都圏在住なら是非。
でも、ラーメン苦手でも大丈夫。二郎はラーメンではない、というのがほぼ定説に
なってますから、どこかの未知の国のホゲホゲブカルスなんてたべものだと思えばいいのです。

万に一つ、私が出くわしたような女性ジロリアンになれればむちゃくちゃ
かっこいいですよ。ぜひやさいましましとやってほしい!
ともあれ、感想聞かせて下さい!!待ってます。

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