にゃごにゃ小学校

本家(HP)作製のネタ、あるいは記事にするには寸足らずな話を日記兼用でアップします。

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 ハリケーン・カトリーナの被害は、アメリカ当局の警告した通りのすさまじさになりました。逃げられないほど貧しい人もいたのかも知れませんが、そこそこ立派な家に取り残されている人たちを見ると、やはり甘く見ていたのだろうという印象は拭えません。

 さて、ニュースで伝えられているように、被災地では略奪が横行しています。gooブログ検索で、「略奪」とすると、たちまち三千件以上ヒットしますから、その様子に衝撃を受けた人が少なくないことは明白です。
 そして、救援隊にまで発砲する銃社会の恐ろしさや、制服のまま略奪行為をする警察官のモラルの低さなどを取り上げ、人の本性のみにくさなどを嘆く声もたくさんあります。

 それぞれもっともなのですが、しかし、日本の人たちが大きくズレているな、と私が感じる点があります。それは、あの状況で、略奪行為が起こらない国というのは、世界中探しても日本くらいのものだということを認識していないということです。そして、略奪の映像を見て衝撃を受ける日本人の善良さ、他国から相対的に見れば、お人好しさがあるからこそ、この稀なる国民性が現れるということも観察できます。

 あの阪神大震災のときは、あれだけ甚大で壊滅的打撃を受けながら、被災地で略奪行為がほとんどないことに、世界中の人々が驚愕しました。ざまあみろとばかりに快哉を叫んだ韓国ですら、その点については、自国では考えられない、と日本人を見直す報道が行われたほどです。

 もちろん、先進国でありながら何かあれば多くの国民が略奪に走ってしまうというのは、情けないしみっともないことかも知れません。ただ、略奪が起こらないというのはあくまで日本人の特殊性の一端であり、ほとんどの世界の人々はそうではないのです。
 それをもって日本人がとりわけ優れているというつもりはありません。それぞれの国民にはそれぞれの美点があるからです。日本人ならではの欠点だっていくつもあるでしょう。

 ただ、例えば日本が武力を放棄すれば侵攻してくる国などあるはずがない、などという、もう非常識と呼ぶにも値しない発想が、それなりの支持を受ける国情というのは、「災害時は助け合うのが当り前、略奪など考えもつかない」という善良な国民たちの集まりだからこそ成り立つ、という部分は間違いなくあります。
 しかし、その理屈は、日本人たちだけで構成する日本の国の中でのみ通用するもので、よくいわれるように「世界の非常識」なのです。

 略奪のない社会は、それがいくら世界の非常識でも維持していきたいものですが、しかし、他国の肚の中にあるものに思い至ることすらできず、幻想的平和論をぶつことは、そのまま日本という国の存続にかかわる危機であるということに、もう少し多くの人に気づいてほしいと思います。
 そもそも、「あなたたちを信用していますから武力は持ちません」なんていったって、それが本心でも、あまりに周辺国の国民の感性と乖離しているので、逆に裏があるに違いない、と警戒されるのがオチです。お人好しの理屈を、軽蔑することはあっても理解しようと思うような国は、少なくとも日本の近隣にはありません。
 そのことを理解した上で平和主義をぶつのは、それはそれで一つの思想であり見識でしょう。しかし、単に無知でそれを口にする人は、その罪の深さに気づくべき時期が来ています。また、そうした人たちを利用して、なんとか日本をミスリードしたいと考える勢力だって国内にもたくさんいるんです。

 驚いたり非難したりするだけではなく、略奪という行為から、そうしたことを学んでほしいと私は思います。




コメント



勉強になりました (らく)
2005-09-08 20:19:03

お久しぶりです。
カトリーナ被害の後の略奪行為について、私も「日本なら…」と思ったくちです。

もし、こういう状態で略奪行為をすることのほうが世界的常識(?)なら寂しい限りですが、もしそうなら、そういう世界の中に日本があるってこと忘れちゃいけませんね。

勉強になりました



国民性も出てましたね (にゃごにゃ)
2005-09-09 09:35:26

らくさん、こんにちは。

>> そういう世界の中に日本があるってこと忘れちゃいけませんね。
ほんと、一部の国から悪者の中の悪者みたいにいわれて
萎縮している人も多いですが、世界のために伝え、
世界のために教えられるものもたくさん持っているのが
日本です。

ところで、米国については確かに、今回のことで、JJさんが
いわれるように国民性が出ている部分もありますね。救援作業の
チームを武装集団が襲い、護衛の警察に射殺されるなんて、開拓時代の
精神(?)をそのまま受け継いでいる感じです。

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