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今日はアメリカからのインターン生ドナルド君(仮名)の日本語レッスン。
いろいろやったが、最初に、彼の昨日の日報の間違いを指摘した。
『エクリプスの機能は少ししかわからないが、見所がある。』
まず見所という言葉の本来の意味。
1.見る価値、値打ちのあるところ。
→その映画のみどころは~
2.将来性、将来のみこみ
→その青年はみどころがある
3.(省略)
ドナルド君が2.の意味で使ったのは明らかで、役に立ちそう、というような意味だろうが、その使いかたができるのは基本的には対象が人の場合だけである。今回のようにソフトや製品に対しては使わない。
併せて、自分が指導するような立場、少なくとも目上である場合にのみ使える点も強調した。「私の上司はみどころがある」とはいえない、ということ。
毎度のことながら、言葉のニュアンスやら使い分けというのは、辞書だけではわからないというのは痛感する。
あと、ちょうど話題になっている第一生命の川柳。これはさすがに、ほとんどお手上げだった。
たとえば、『2年目で 「ゴミお願い」が 「ゴミ出した?」』。まず、2年目が結婚2年目という点からしてわからない。妻が夫にいっているというシチュエーションもわからない。
まあ、無理もない。われわれでも、時代が5年ずれていれば意味がわからないものも多いのだから。そもそもやたらと詞句を省略するのが日本語で、その究極ともいえるものだから。
ともあれ、日本語を外国人に教えるというのも、勉強になるものである。
コメント
笑いのツボ (小夏)
ドナルド君の日本語レッスンお疲れさまでした。
「川柳ネタ」、お手上げでしたか。
もともと欧米人と日本人とでは、笑いのツボが違うのかもしれませんね。日本語をマスターしてるっぽいデーブ・スペクター氏も時々ハズしてますし・・・(^^;
違いますねえ (にゃごにゃ)
>> もともと欧米人と日本人とでは、笑いのツボが違うのかもしれませんね。
ほんと、違いますねえ。
でも無理ないと思います。
はっきりいって、東京と大阪でも全然違う(私は東京で流行のバナナマンを面白いと感じたことがない)し、はっきりいって、隣の校区にいくだけでも違います。
これは、中学で西宮市から隣の芦屋市にひっこしたとき体験しました。たまたま、同じ中学から同じ先に転向した女生徒がいましたが、まったく同意見でした。
まして、人種も国も母国語も違えば…と。