にゃごにゃ小学校

本家(HP)作製のネタ、あるいは記事にするには寸足らずな話を日記兼用でアップします。

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 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン。2002年のアメリカ映画。スピルバーグ監督、レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクスのトリオで、実在した大詐欺師の逮捕までの人生を描く。といっても、偉大なる彼の詐欺師稼業は、なんと19才の誕生日より前で終わります。16歳からその間までに稼いだ金は数百万ドル。なんという早熟ぶり!

 目も覚めるようなテクニックで、しかもコミカルにハイテンポで次々と話が進んで行く、というような感じを期待していましたが、実話がベースなので、意外とリアルで、しかもある意味悲しげな部分もある展開です。また、詐欺師の話なので、共感して感動するというタイプのストーリーでもない。
 ではつまらないのかというと、これが非常に面白い。決して退屈しませんし、2時間20分があっという間です。

 なにごとも、堂々とやれば、相手が疑う間もないというのがたぶん詐欺の王道ですが、そのあたり、だまされる側の心理もふくめ、うまく描かれています。それと、彼の急場のしのぎ方が実に見事。ものすごく頭のいい人間だとわかります。

 トム・ハンクスはまあ、いつものトム・ハンクスで、デカプは危なげない演技とともに素晴らしい存在感をみせてくれ、スピルバーグ監督とのトリオはさすがなのですが、私がびっくりしたのは、デカプの演じる詐欺師フランク・アバグネイルの、父役のクリストファー・ウォーケン。
 けっこうメジャーな役者ですが、私が彼を観たのは、一つは『バットマン・リターンズ』でペンギンマンを助ける悪徳企業のシュレック社長役、もう一つは『スリーピー・ホロー』での首なしの騎士。彼はあの人間離れした不思議な青い眼が特徴的です。
 最初、まだ名士だった彼がロータリークラブの名誉会員に任命されるシーンでは、右手を上げ、演台に立つそのしぐさが、バットマンでのそれとそっくりで、「ああ、こういうワンパターンの演技の役者なんだ」と不覚にも思いました。
 ところが、おちぶれてなお、過去の栄光にしがみつき、息子に対して偉大な父でありたいと望み、年老いた疲れも見せるその姿は、多くの人にとって自分の父親と重なる、見事な親父ぶりを演じています。この演技は実際、すばらしい。この作品は多分に、父子の人間ドラマの要素を蔵しています。

 ちなみに、彼と彼の父を捨てた母親はフランス人、また彼が捕まり、投獄されるフランスでは、警察官や刑吏は野蛮で無能。この映画を観て、フランス人は怒らなかったのか、心配になります。

 なお、詳しくは映画のエンディングを観てもらうとして、実在の詐欺師フランク・アバグネイルは現在、表社会で大成功を収めています。あれだけの度胸と頭脳があれば当然という気もしますが、さて、デカプが演じるほどにかっこよくてスマートな男なのか。実話がベースなので、だれだって実際のギャップがどの程度のものなのか、もしかしたら実物はすごい醜男なのではないか、と気になるところですよね。
 彼の実物の写真を見つけて来ましたので、参考にしてください。






コメント



参考になりました (higansugimade)
2005-02-20 02:53:54

はじめましてこんばんは。

>もう一つは『スリーピー・ホロー』での首なしの騎士
そうだったんですね。
この映画の父と子の部分は良く出来ていますね。あのねずみの話とか。

それにこの写真はすごいですねえ。

へえ~ボタンのかわりにコメントしてみました。



オープニング、同感です (にゃごにゃ)
2005-02-21 09:35:54

higansugimadeさん、こんにちは。コメントとTBありがとうございました。

TBいただいた記事の、オープニング、ほんっとにおしゃれですよね。あそこだけ切り出しても「完成」してますね。

ノック、ノック、はマトリクスを思い出しました。

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