にゃごにゃ小学校

本家(HP)作製のネタ、あるいは記事にするには寸足らずな話を日記兼用でアップします。

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 週末が三連休だったから、この間になんとか二郎の最終章を仕上げられるかと思っていたが、甘かった。考えてみれば、もともと二日間は遠出を伴う予定が埋まっていたし、残りの一日もホテルの予約トラブルでできなかったミーティングの準備と、実家からの所用の割込みで、出張の荷物の準備も出発前夜になってからようやく始める有り様であった。
 結局、サンフランシスコ行の飛行機の中で記事を書くという、まったく予想もしなかった状況になってしまった。しかしまあ、これもありだろう。ジェット気流に乗って復路よりはずっと早いとは言え、9時間余りのフライトは十二分に長い。

 さて、前回の、二郎のスープ、麺、具などの敵味方度分類評価で、大体の戦いの状況は推測可能であっただろうが、一応、私の闘いについて報告しておきたい。

 まず、決して楽勝とはいえないが、麺にもスープにも屈することなく、またぶたもちゃんとすべて平らげることができた。正直言って、塩辛さ、脂の濃さ、量の多さには、やはり手を焼いた。ここ数年、無理してでも食べ物をやっつけるというようなシチュエーションなどほとんどなかったので、生理的に充足した状態でそれ以上の飲食物を体に取り込もうとすることは、かなりしんどかったのは確かだ。とりわけ、前も書いたようにぶたにはまいった。
 しかし、反面、二郎を食べながら二郎の味を大いに楽しんでいる部分も確かにあり、だからこそ、二郎制覇の鉄則、「減→減→減」を、途中「微減」くらいは挟んだかも知れないが、保ち続けることができた。塩辛さ、脂っこさに対するしんどさと並行して、麺の歯ごたえと味のよさ、スープのこくとおいしさに喜びを感じている自分が間違いなくそこにあった。そう、初めてでありながら、同時に中毒発症状態にも似た姿がそのときの私であったろう。

 二郎の塩辛さは、平均的関西人にはかなりのハードルであることは事実だから、初体験の場合、それだけで白旗というか、拒絶してしまう関西人はきっと多いだろう。大多数と言っていいかも知れない。そこが、関西進出のネックになるであろうことも容易に想像がつく。
 しかし、同時に、二郎の「深さ」を感じられたら、体に悪いとわかっていても、スープを飲み干したくなる衝動を抑えるのに苦労することになるのも関西人である。特に、昨今のとんこつブームで、ことラーメンのスープに関しては、そこそこ濃い味でも違和感のない関西人も増えて来ている。一度受け入れてしまうと、塩辛いだけでは十分なブレーキにならない。

 私の場合も、味覚面で塩辛さに弱いところに持ってきて、体質的に脂に弱く、さらに十分空腹でなかったことから、最後の麺とぶたの塊を胃に収め終えたときには、肉体的にも気分的にも相当ダメージを受けた状態にあった。が、しかし、それでいながら残ったスープにレンゲを浸しては口に運ぶ動作を無意識に繰り返し、はっと我に返るということを反復していた。もちろん、不味ければ出てくる動作ではない。食べ終えてなお、余韻を楽しみつつ、また具のだしを取り込んで最初とは微妙に味わいの変わったスープを、底が見えるまで楽しんでしまう、この行為が条件反射のように体を支配している。あれだけの量のスープが半分以下になっているのをみて、かすかな恐怖心とともに、思わず理性が甦る。
 「腹も身のうち」というのは、腹は黙って働いてその存在を主張しないけれども、体の他の部分同様、本来いたわるべきもので暴飲暴食をするな、という意味であるが、このときの私の腹は逆に、くちくなり、脂まみれになって、苦痛とともに存在感を主張している状況であった。
 食べた、おいしかった、だが、疲れた。これが正直なところで、おかやまさんの友人ZUKAさんの『俺はもういいや。無理これは』というセリフの的確さに感嘆するところでもある。


 さて、ラーメン二郎池袋東口店を出た私は、もはや入店したときの私ではなかった。体のまわりを、厚さ30センチの二郎大気が取り囲んでいる、ポスト二郎の生物であった。私は普通の人に比べてかなり嗅覚が敏感な方で、また体臭がないほうなのでなんらかの理由で自分の体や衣服などが少しでも臭えば自分でたまらなくなるのが常だが、この二郎大気に包まれ、鼻の乾いた犬のような状況に陥っていた。
 おろしニンニクなどを口にすれば、しばらくして自分の手の平からもニンニクの臭いが発散され始めることを自覚する自分であるのに、あれだけのニンニクを食べた痕跡が自分でまったく検出できない。脂もそうである。どんよりと、胞衣につつまれた赤ん坊のように、外界から中途半端に隔絶されている自分を感じる。
 体臭が少ない故にコロンなどを使用する習慣がないため、ごまかす手段のないのが災いしている。かといって、携行しているのは液体の「トイレその後に」だけ。まさかこれを自分に振りかけるわけにもいかない。
 電車に乗っても、おもらしして臭いを悟られることを恐れる小学生のような気分で落ち着かない。みたところ、臭いなあ、というような反応をする乗客はいない。しかし、ほんとうに自分がまわりに迷惑をかけていないのかどうはまったく確信が持てない。
 同時に、二郎の強烈な量と味と塩と脂で、あきらかに体が重い。特に、食道から胃にかけては、粘度の高い油脂状のものが内壁にへばりついているような気すらする。

 新幹線の1番E席につくと、しばらくしてやってきた1番D席の客が、なにも言わずに席を立って戻って来なかった。まさか、二郎大気のせい!?そうではなく、ロング缶2本とワンカップ酒をテーブルにおいたのを見て、酒嫌いの人が酒臭くなることを予測して席を離れたように見えるが、余り確信はない。
 西武の食品売り場で買ってきた鮭とばをつまみに、ビールを流し込んで内側から脂を流し、ぼんやり窓の外の暗闇を眺めているうちに、ようやく人間に戻って来たと感じたのは、8時半になろうかという頃。3時間は二郎の胞衣に包まれたままだったのである。おそるべし、二郎。


 一番恐れていた、耐えがたい禁断症状、これは幸いにして出ていない。これが出ると、二郎のない世界に住む私にはほんとに辛いに違いない。とりあえず、今回はこのまま忘れてしまえた方が幸福だろう。

 しかし、ときどき体のなかで疼くものがある。あの二郎のスープを、麺を、求める自分が、確かにくすぶっている。次の上京の際、二郎に足を運ばずに済ませられる自信はまったくない。そして、もしまた二郎を口にしたら今度こそは、とも思える。

 飛躍するようだが、二郎は愛である。だから二郎を待ち、二郎を食べ、二郎を後にする若者たちは実に満ち足りている。その愛が身近にある首都圏の若者たちは幸せなのである。愛すべき関西の若者たちにもこの愛が与えられるよう、遠くない将来、二郎@関西が実現することを願って止まないのである。

(完食)

[補足の辞]6回分もながながとつき合って下さったビジターの方、心から敬服申し上げます(ちょっとおかしいのでは、という気も、いやいや、しません)。



コメント



Unknown (おかやま)
2005-09-28 17:42:40

超大作に拍手。ただ拍手なのであります。
次回こそは二郎オフをしつつ、高田馬場の行きつけでアブラを流しましょう!



アブラ (にゃごにゃ)
2005-09-28 21:19:54

なんかただだらだら長くなっただけという感じもしますが、
なんとか終わりました。

ウルトラマンから二郎につながる道が延びているとは夢にも思いませんでした。
おかやまさんのホームでいっしょにあぶらしたいですねえ。その前に、恥を
かかないようにあと2~3回練習しておいたほうがいいかも。

ともかく、二郎のおかげで、ここアメリカでのばかげた量の食事にも臆せず
取り組むことができます。
いつもなら調子を崩してしまう胃腸もいたって健康、意外な二郎効果です。

さて、コロラドスプリングスは現在朝6時20分、阪神のマジック1も
確認したし、最後の一仕事、がんばってきます。



ラーメン中毒 (kaier)
2005-09-29 22:03:30

阪神優勝おめでとうございます&ウィルコム新機種+新プラン発表おめでとうございます&ラーメン二郎記事の完成おめでとうございます!

なんだかめまぐるしく世界に変化がある中、ひたすら仕事ばかりしていたカイエです。
そろそろラーメン(とびっきり美味しいやつ)中毒の発作がおきはじめています。
明日にでも日本橋に行くやも知れません(笑。

毎回「二郎よ」を読むたびに「ああラーメン食べたい」と、口の中に涎が溢れ出ていたのですが、終わってしまうとなんだか寂しいような(笑。

ではまた。ごちそうさまでした。



うう、まずぅ (にゃごにゃ)
2005-10-02 00:55:37

>> 阪神優勝おめでとうございます&ウィルコム新機種+新プラン発表おめでとうございます&ラーメン二郎記事の完成おめでとうございます!

全部まとめて、おありがとうござい。

>> なんだかめまぐるしく世界に変化がある中、ひたすら仕事ばかりしていたカイエです。

あ、よく似た状況だ。

にしても、アメリカの食い物は不味い。マクドの刷り込み戦略なんて、あの国だから成功するのであって、やっぱ日本では無理。味覚音痴は別にして。業績ダウンは当然。

それにつけても二郎を食べたい…。

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17号とリタ
 アメリカ出張で、26日の大阪出発日に影響するかも、と思われた台風17号は、どうやら東に逸れそうである。会社では、ハリケーン・リタが目的地に来るのでは、と心配してくれた上司もいた。確かに現在の進行方向の延長線上がコロラド州だが、上陸後1500キロ陸上を消滅せずに移動することなどあり得ない。ということで、気象面では大丈夫そうだ。ただし、このリタは、後で述べるように、出張準備に思わぬ影響を与えることになる。

多忙な出発前最終勤務日
 ところで昨日(22日)は、アメリカ出張の準備が大詰めであるところに、ドイツからのインターン生が半年間の研修終了だったり、割込みの仕様書レビュー依頼が来ていたりと、オーバーフローが必然の仕事が山積していた。
 さらに、出社してすぐ、思わぬトラブルが発生して時間を浪費することになった。以下はその顛末である。

サービスサイト経由の宿泊予約が…ない!
 滞在先のコロラドスプリングスのホテルは、別の記事でも触れたが、現地の大学教授の勧めで切替えた先の、「まあまあクラス」のホテルである。禁煙部屋だし温水プールはあるし、部屋に高速インターネットもある。さらに、最終日、ホテル出発が朝4時すぎくらいになりそうだということで、タクシーを呼べるか気がかりで、確認しておく必要があると思っていたのだが、たまたま今朝見つけたHPには、そのホテルでは24時間の空港シャトルバスサービスがあるという。非常にありがたい。

 で、朝一で、シャトルサービスの確認と、予約の確認のためホテルに電話をいれてみた。すると、シャトルサービスはいいとして、驚いたことに、hotels.comのサイト経由で2週間以上前に入れていた予約が、届いていない、という。最初、サイトからの予約番号で、次に宿泊日と名前で確認してみたが、ないというのだ。
 このhotels.comはアメリカの旅行サービスサイトだが、一応日本向けのサイトも作っていて、jp.hotels.comというドメインを持っており、ブラウザの設定が日本語ならこちらに飛ぶ。といっても、サイトは別に日本語になっているわけではなく、申し込んだホテルの料金を日本円に換算して見せてくれる、程度のことしかしてくれない。わざわざこんなサイトを作る必要があるのかな、という気がしないでもない。
 利用の程度を見て、いずれ日本語化しようかと考えているのかも知れないが、これはニワトリが先か卵が先か、のような気もする。英語のままでは利用は伸びないだろう。

電話がつながらない!
 少し脱線したが、とりあえず、問い合わせのメールを出す。また、メールに書かれていたURLの確認画面で、予約そのものがサーバ上で成立していることも確認。しかし、なにぶんにも時間がない。この方法で予約が取れないなら取れないで、別の予約を成立させなければならない。でなければ、もういい加減寒くなっているコロラドの地で野宿の羽目になる。ホテルの受付のアドバイスにしたがい、直接hotels.comに電話してみることにする。

 日本国内から転送する電話番号も準備されているが、回線が少ないのだろう、まったくつながらない。そこで、直接アメリカに電話。すぐつながる。が、いきなりメッセージ。『ハリケーン・リタの影響で、非常にオペレータにつながりにくくなっています。特別にお急ぎでない方は、おかけ直し下さい。』
 おお、こんなところでリタの影響が。要するに、キャンセルや問い合わせや予定変更が殺到しているのだろう。世界は小さくなったもんだ。地球の裏側の嵐が、きっちり大阪にいる私に波及している。…なんて感心している場合ではない。これはちょっと困ったことになった。実際、ガイダンスにしたがってオペレータとの接続を待ったが、テープの音声ばかりで全然つながらない。

 とりあえず、することは山ほどあるし、メールの返答もあるかも知れないので、いったんこの件は棚上げすることにする。いよいよとなれば、野宿しなくても教授の家で泊めてもらえるだろう。

jpサイト消失!
 さて、昼食が終わり、海外インターン生のための日本語レッスンを午後一で終えてから、メールをチェック。しかし返答なし。再度電話してみるがやはりつながらない。そこで、なんらかの情報が得られないかとHPへ。
 ところが、ここで予想もしないことが起きた。午前中までアクセスできていたjp.hotels.comのURLがエラーとなるのだ。下記のようなメッセージが虚しく画面上に現れる。

We're sorry!
The page you've requested no longer exists.
If you're having trouble finding information on our site, you might
want to start out on our home page.
TravelNow.com (c) 2000


 予約が取れていないだけならまだしも、サイトそのものがアクセス不能とは。問い合わせした途端にこんな状況になるなんて、まるで詐欺行為のようではないか。母体が有名(らしい)なhotels.comだから、まず大丈夫だとは思うが、しかし、出発数日前に予約が取れていなくて、しかもサイトもなくなる、問い合わせしても電話がつながらない。電話がつながらない理由がこれから接近してくるハリケーンのためだから、ただちに解消する見込みもない。
 メールで送られて来た、予約確認URLも、ドメインはjp.hotels.comなので、予約そのものの存在も、この時点で確認できなくなってしまった。

 最近、歳のせいかあまりものごとには動じなくなって来ていて、今回もなんとかなるだろうという想いで、若い頃に同じ状況になったらもっと動揺しただろうな、という感覚の方が強かった。なんとかしなければならないのは確かだか、でかけるまでにはなんとかした結果、なんとかなっているはずなのである。
 しかし、好ましい状況でないことだけは確かだ。

直接予約することに
 確認してみると、米Yahoo!トラベル経由でも、目的のホテルはまだ予約可能となっている。条件もほぼ同じ。一方、日本のYahoo!トラベルその他のサイトでは、そのホテルは選択肢に現れない。だから、ネット経由で予約するにはアメリカのサイト経由しかないわけだ。
 上記のようにサイトが消滅しているので、キャンセルすることができない。Yahoo!など他のサイトから予約すると、ダブルブッキングになって、当日キャンセル扱いで倍取られてしまうことも考えられる。また、予約システムに不具合があるとすれば、Yahoo!経由でも同様の状況に陥ることも考えられる。そうなるとハリケーンによる混乱もあり、ますますややこしくなりそうである。
 一番確実なのは、電話でホテルに直接予約をいれること。しかし、これだとネット予約の場合の1.5倍くらいの料金になってしまう。
 決めかねていたが、結局上司と相談して、ここまで来たら一番確実な方法を取ることとなった。キャンセル等の問題についてはとりあえず棚上げとした。

結末は…
 さて、時間はもう3時半。そろそろ片付けておかなければならない。そうでなくても、現地の弁護士、会計士とのミーティングでの打ち合わせ事項のとりまとめは、結局できずに週末自宅でせざるを得ない状況になっている。
 ホテルのあるコロラド州は午前零時半くらいだが、アメリカのちゃんとしたホテルだからまず問題はないだろう。

 電話をしてみると、朝電話したときの女性とは違う、男性の声。まあ当然。あれから6時間たっているし向こうは夜中。
 念のために、まず予約がとれていないか、確認。すると、意外なことに、予約が入っている、との回答。名前、期間とも申し込んだ通り。返答はないが、メールの問い合わせに対して処理されたのかも知れない。
 ホテルに予約が通っているなら何の問題もない。さらに確認のため、jp.hotels.comにアクセスしてみると、なんとここも復活している(23日現在、再びアクセス不可となっている)。

 結論からいうと、おそらく確認をしてなければ、やはり予約は通っていなかったと思われる。その後、サイトが現れたり消えたりしているのは、jp.hotels.comのシステムに問題があるからだろう。利用者が少ないので表面化しなかったが、今回のことで、不具合が明らかになり、そのためアクセスができなくなったりしている可能性が高い。
 あるいは、この日本向けページは撤退が決まっていたのかも知れないし、今回のことを機に撤退することになるかも知れない。一時的に再開したのは、私のような日本からの利用者が予約を確認するための暫定処置だった可能性もある。
 いずれにしろ、確認したおかげで、ホテルについてから予約がない、という悲惨な想いをしなくてすんだわけで、やはりコンファメーションはネット時代になっても欠かせない。

安易な海外サイト利用は要注意
 インターネットは便利で、個人輸入など海外のサイトも、多少英語が読み書きできれば、簡単に利用できる。だが、個人的には前々からよく体験してきたことであるが、サイト上の入力で片付くからと安易に英語サイトのサービスを利用するのはリスクがある。ひとたびトラブルがあると、直接電話するなどしないと必要な解決ができないことがよくあるからである。
 そうした状況の想定が必要な場合には、電話で英語の会話ができる程度の英会話能力が必要となる。これは、脅かすわけではないが、英会話学校で日本人のなまりに慣れた講師と会話するのとはレベルの違う話である。
 今後、航空チケットの購入やホテルの予約を海外のサイトでしようと考えている人は、その点は注意してほしいと思う。

 さて、今回の出張、このトラブルは、でかけてからのトラブルを先出ししてくれた吉兆か、それともいろいろ出て来るであろうトラブルの山の前哨戦に過ぎない凶兆なのか、なかなか興味深いところである。



 ラーメン二郎制覇のために戦うべき敵。単に量ということだけで言えば、すべて敵には違いないが、その中でも私の挑戦に対して協力的な軟敵(そんな言葉はないが)と、極めて手強い難敵がいる。二郎の中に入っているモノを、敵味方に分類してみよう。

 まず野菜。これは敵という言葉があたらない。大いなる友と言ってもいい。量は多いが大半は水分。胃に入れてしまえば、さして問題にはならない。しかも、容易にはスープを浸透させないため、塩辛くなった舌を無味のニュートラルに引き戻してくれる。濃厚なアイスクリームに添えられているウエハースというところか。しゃきしゃきした食感も、脂と対極をなすすがすがしさを与えてくれるし、錯覚とわかっていても、二郎全体の何割かの量を減らしたように見える達成感は、戦意を高揚してくれる。さらに、脂にむせそうになる消化器官を、その水分と繊維で内側から優しく鎮めてくれる。
 そう、やさいましまし、という言葉は、味方を増やす強力な呪文だったのだ。

 次に麺。基本的には、固形物としては大半を占める実体物で、強力な敵には違いない。しかし、二郎の麺は、その太さとコシの強さで、すぐにスープに内部まで絡まれて塩辛くなってしまったり、吸い込んでふくれあがったりはしない。味もいいので、ある程度、辛い舌もなだめてくれる。ちょうど、ステーキと一緒に食べる白パンのようなものである。
 しかし、戦いが長期戦になったとき、この麺はたちまちに寝返り、おそるべき敵として一気に牙を剥く。徐々に内部に濃くて辛くて脂のあふれた汁が浸透し、芯まで塩辛くなる。同時に、その体積を飛躍的に増大させて、もはやラーメンの麺の範疇に入らなくなったその太さは、飲み下す喉を通過することを潔しとせず、激しく抵抗する。さらに、量がまし、太さも増して、色まで深く暗くなったその姿は、挑戦者の視覚を通じてそれまでに数倍する圧迫感を精神的に与え始める。
 いかに歴戦のジロリアンでも、この状態になったらもはや敗色が濃厚だろう。おかやまさんが語るように、ここはひたすら無心、そうなるまえに胃に流し込んでしまうことなのだ。戦いの全期間を通じて、その量において「減→減→減→減→…」が鉄則、「減→減→減→不減→減→…」でもいい加減やばいが、「減→減→減→増」に入ると、もはや減の文字を見ることはなくなるかもしれない。どれだけ多くの挑戦者がこのステージに陥ってしまい、あたら命を散らせていったか、想像するだけでも胃が重くなる。
 ちなみに、それだけの力のある麺が、伸びてしまう前といえども胃に送り込まれると、その中で膨張してどういうダメージを与えるか、そのことはここでは考えないことにする。とにかく眼前の敵に勝利することが、今必要なのである。

 にんにく。今回これはよくわからなかった。苦手な人はもともとトッピングしないだろう。物理的に、胃を膨張させるような性質のものではないので、私のように好きな人間には、食欲増進の役目を果たしてくれるような気がする。ただ、二郎の強烈なスープとともにあるにんにくは、なぜかほとんどその存在を私に感じさせなかった。あれだけの量のおろしにんにくが、である。
 初陣の興奮と厳しい戦いに、すっかり余裕がなくなっていたからかも知れないが、ごく初期にわずかににんにくのあのかぐわしい刺激を感じたような気がしただけで、あとはまったく意識に上って来なかった。二郎とともにあっては、あれだけの猛者ですら雑魚扱いなのか!?

 スープ。これほど悩ましい敵もいない。前回も書いたように、ただ濃厚なだけではなく、高貴とさえ思える味わい深さを持つ。ふらふらと吸い込まれそうな、いや、吸い込んでしまいそうな魅惑的な味を秘め、舌と鼻をくすぐる。と、同時に、猛々しい脂と塩が、香と姿に魅せられて薔薇の枝を握りしめた者に襲いかかる刺のように、一斉に口の中で暴れ回る。
 しかもそれでいて、あの麺と絶妙のハーモニーを奏でて、一瞬戦闘の中にあることを忘れて酔い痴れてしまう。理性と食道、胃腸が声の限り警報を響かせても、その声が届かなくなるほどに幻惑に満ちた攻撃なのである。
 ハイテク軍団でもなければゲリラでもなく、また物量にものをいわせる近代軍でもない。敢えていえば、武人であり王族であり、しかも勇者である古代の戦士のようなものか。いずれにしろ、このスープこそが陰に日向に、真の強力な敵であることは間違いない。

 そして、ぶた。ジロリアンにとって欠かせぬ存在であることは理解できるが、こいつだけは、とりたてて空腹でもない私には、敵以外の何者でもなかった。
 ジロリアンたちは、「ただのラーメンよりは…」という愚かなノリでぶたラーメンを選択した私を「ぶぅわあかめい」と心の底から笑うだろう。しかし、それは正しい。私は確かに、『ラーメンよりもチャーシューメン』、くらいの感覚でそれを選んだのだった。
 よく考えれば、おかやまさんがちゃんと警告してくれていた。「1枚、2枚と数える代物ではなく、1個、2個である」と。そしてその数たるや、5個も6個もある。ちゃんと数えてないから、もう数個多かったかもしれない。
 幸か不幸か、スープのあまりの脂の濃さに、ぶたを脂っぽいとはまるで感じなかった。しかし塩辛い。これはこたえた。
 念のために補足しておくと、関西人が好まないのは、濃い味、特に塩辛い味である。同じ「からい」でも、スパイシーな辛さ、例えばカレーとかメキシコ料理、インド料理、キムチなどは、塩辛くない限りまったく問題はない。事実、関西には日本人向けにあまりアレンジしていない、本物に近い本格的で極めて辛いインド料理のよい店がたくさんある。
 だが、このぶたの塊群は、とにかく塩辛い。それだけでもつらいのに、大きくて数が多い。スープの塩分に耐性の低い私の舌はいい加減、海で数時間遠泳したときのような状態になっているのに、とどめに塩の塊を乗せて噛み砕くのは、じつにしんどかった。今回、最強最悪の敵は、ぶたであった。万一残せば、ごまかしようもなく「残した」痕跡を残してしまう存在でもある。始末に悪い。しかしこれも愚かとはいえ自分の選んだ道である。

(あれえ、その5で終わらなかったよ…)



コメント



塩辛さの地域性 (kaier)
2005-09-22 17:14:38

確かに関西人は「塩辛さ」にある種の恐怖を感じますよね。
先日話していた18代もかなり塩辛いです。慣れるまではちょっとツライかもしれません。(もちろん、塩味はあらかじめ調整可能、もちろん後からでも調整できますケド)

でもって、ぶたが塩辛いってのは、聞くだけでちょっと恐怖感が。
東京のラーメンを食べるたびに「関西よりも1%以上塩分が高いな」と感じていたのですが、イロイロ調べる(調べんなよ)と二郎は東京の人間でも塩辛いと感じる人が多いらしいですね。
にゃごにゃさんなら確かにツライでしょう。

しかし、いつしか18代でもカラメを頼むようになった私。
公言しておこう、やっぱり一度、二郎に挑戦してみたいと思います(笑。

ちゅかまだ続きますか(笑。



二郎ツアー (にゃごにゃ)
2005-09-22 17:19:11

を組むしかないですね。はっきりいって、kaierさんの胃袋なら勝てますよ。

ところで、あのホリエモンは、H君?家内に聞いてびっくり!!!

>> ちゅかまだ続きますか(笑。
もうどこまでいくか自分でもわからん。読む側もジロリアン並のタフさが必要になって来ましたなあ。



酔っぱらい来ました! (JJ)
2005-09-22 21:38:08

ひとつ提案!
カテゴリに「ラーメン」も入れてみたらいかがでしょうか。
「そのほか」じゃ、折角の二郎も可哀想ですよ。



ううむ (おかやま)
2005-09-22 22:28:15

二郎を「塩辛い」と感じたことって実は無いんですよねぇ(笑
しょっぺぇなぁと思うよりも先に舌がマヒしちゃうんで(笑 最近またフラっと出かけて小ブタヤサイマシニンニクマシアブラをスープの一滴まで完食してしまいました。南無阿弥陀仏…。



カテゴリー (にゃごにゃ)
2005-09-23 10:15:57

>> カテゴリに「ラーメン」も入れてみたらいかがでしょうか。
そうですね。kaierさんからも同じ提案をいただいてます。
その他のものもふくめてカテゴリを整理しようと思ってます。
JJさんのようにすっきりさせたいところです。私もどろ酔いなんて作りたい(笑)。



高血圧注意 (にゃごにゃ)
2005-09-23 10:19:23

>> 最近またフラっと出かけて小ブタヤサイマシニンニクマシアブラをスープの一滴まで完食してしまいました。
私の知人で塩辛いものが好きで、高血圧と心臓を患って入院した人がいます。注意して下さい。
といっても、なんとまあ魅惑的な言葉…。小ブタヤサイマシニンニクマシアブラ…。た、たまらん。



(*^-^*)ノオヒサシブリです (raku)
2005-10-02 15:38:53

にゃごにゃさん ( ´ ▽` )ノこんにちは
続いてますね('-'*)フフ
楽しみに来ましたが、よくこれだけ書くお時間が。。。
でも少し読んでもまだ読み終わらないという安心感が、ついに癖に。。。(* ̄m ̄)プッ
(^~^;)ゞ イヤァ~ 侮れませんな、ジロリアン♪
ラーメンはほとんど食べたことがないrakuですが
(本当はメチャ好きだと思われ)
こりゃもうチャレンジしてこの話題についていかなあきまへんなぁ。。。

そして、ジロカテゴリに一票です♪



二郎はラーメンにあらず (にゃごにゃ)
2005-10-03 12:31:00

rakuさん、こんにちは。

やっと時差ボケを脱しました(たぶん)。

>> でも少し読んでもまだ読み終わらないという安心感が、ついに癖に
おほめの言葉と受け取らせていただきますね(^^)

>> こりゃもうチャレンジしてこの話題についていかなあきまへんなぁ。。。
首都圏在住なら是非。
でも、ラーメン苦手でも大丈夫。二郎はラーメンではない、というのがほぼ定説に
なってますから、どこかの未知の国のホゲホゲブカルスなんてたべものだと思えばいいのです。

万に一つ、私が出くわしたような女性ジロリアンになれればむちゃくちゃ
かっこいいですよ。ぜひやさいましましとやってほしい!
ともあれ、感想聞かせて下さい!!待ってます。



 タイ旅行にいく前に二郎の記事をまとめたかったのですが、間に合いませんでした。
 今日帰って来ましたが、400枚からあるデジカメ写真を整理して、明日社内のイントラサーバにアップするための準備に手一杯で、今日も書けてません。

 もうちょっと二郎の結末は待って下さい。(アメリカ出張までにまとまらなかったらどーしょ(汗))



コメント



え?あれ? (kaier)
2005-09-20 23:03:35

タイは「旅行」だったんですか!
いいですね、タイ……タイ料理、エスニック建造物、あの独特な街の香り。
また行きたいなー。

二郎楽しみにしてますのでどうぞよろしく。



社員旅行でした (にゃごにゃ)
2005-09-21 09:04:13

数年ぶりの海外への社員旅行だったのです。
家内が同伴しなかったのは、仲が悪いからではなく(笑)、半額の家族料金が高額だったのと、スケジュールがなかなか出てこなかったからです。

なかなかおもしろかったけどね~。



(*^o^*)オ(*^O^*)ハー (raku)
2005-09-21 10:31:19

(★^O^★)おかえりなさーい
お忙しい毎日のようで。。。
二郎完結編はごゆっくり。。。楽しみにしています。
その間、タイの写真を楽しませていただきます



酔っぱらい来ました! (JJ)
2005-09-21 20:10:52

ゲゲゲ・・・
アメリカの前にタイへ行っていたんですかぁ。
世界を飛び回っていますね。
うらやましい~
海外へ行きた~い
行かせてもらえな~い

ところでお土産は・・・ ? 
コップンカップ!



まだ完結せず (にゃごにゃ)
2005-09-22 14:06:05

rakuさん、
なんとかがんばってその5を書きましたが、終わりませんでした(^^;;)。
ものすごく忙しいです。おまけに予約したホテルが通ってなくてリタが邪魔して電話がつながらなくて△□×◎…



アメリカいけるかな (にゃごにゃ)
2005-09-22 14:08:29

>> 海外へ行きた~い
>> 行かせてもらえな~い
代わって下さい(笑)。

あちらでの宿が取れてなかっただけではなくて、こちらの出発も台風でもしかしたら…の状況です。

おみやげは、家内にタイシルクの衣装を8着買ったらお金がなくなりました。現金がほぼゼロで、バンコク空港での飲み水も買えない状況で、ぶつぶつ…。

 さて、まだ引くのかと言われそうだが、実は、最後に最大の危機が待ち受けていた。ほんとに危うく、それまでのすべての苦労を水泡と化して、二郎を食べ損ねたかもしれなかったピンチだ。

 カウンタからもう一段高くなった台についに姿を表した、「おれの」二郎。なんども写真で見た、これぞ二郎のランドマークとも言うべき山盛りの野菜、叩きつけたように新鮮な色のニンニク、氷山の一角のごとく水面下の圧倒的な質量を予感させるぶた、そして、これだけの固形物を器に擁しながら、あふれることなく、しかもどんぶりの高さぎりぎりまで到達する絶妙な量の濃厚なスープ。少しもとりすました顔はしていないのに、なんと魅惑的な姿なのか…。
 感動と緊張で震える手を気づかれぬよう、はやる気持ちを抑えつつ、ゆっくり手を伸ばす。そして、いったんもちあげた器を目の前のカウンターに引きよせる。と、この瞬間、心臓をわしづかみにされるような衝撃が走った。
 死角になって気づかなかったが、並々と注がれた脂タップリのスープ、その一部が、向こう側で少しあふれてどんぶりを伝っていたのだ。どうやら、あのおたくおねえさんが、こちらに運ぶ途中で揺らすかかたむけるかしたらしい。しかし、これは責められない。あのあふれんばかりの汁を、どうやってこぼしもせずに数メートルの距離、人間が手で支えて運べると言うのだ。
 しかし、それはそれとして、その脂は、脂の物理的特性を容赦なく発揮して、私の手と器の表面の摩擦を激減させ、器にかかった重力はどんぶりを垂直にひきずり落とそうとした。
 巨大な二郎の重量は予測の範囲だったが、この伏兵はまったく予期の外にあった。瞬時に指が支える位置が数センチ滑り、あわてて体勢を修正しようとするも、わずかに右に傾くどんぶり。そして波打ったスープが器の防波堤を超え、一部はどんぶりの側面をぬらし、そして一部は実際にカウンターにこぼれた。やばいっ!!
 だが幸いにも、駆け抜けた、一瞬の戦慄の余韻のみを体の中に残し、それ以上の事態の悪化は起きなかった。私は、どんぶりがあのような形になっている理由をいまさらながらに噛みしめた。滑っても、支えようと中心に向けて力をかければ、多少動揺しても持ちこたえて保持できるように、動的に安定に作られていたのだ。

 最後の、そして最大の危機が過ぎ去ったことを悟った私は、店の用意してあるティッシュの箱から1枚、そしてもう1枚とりだし、カウンターにこぼれた数ccのスープを拭った。ほうっとため息をつきたい気分だった。

 いよいよ闘いが始まる。
 まず、コショウ。さすが二郎のコショウ、穴が大きいと言うか、ひと振りふた振りでたちまちモヤシの上に、初雪のような粉が降り積もる。コショウ大好きの私は満足する。
 次いで箸を、ファーストフードの店でよくみかけるタイプのようじも一緒に入っている箱から取り出す。もちろん、関西人の私はすぐに固形物に取り組んだりはしない。まずはスープだ。箸は二つに割ってから、麺の間に差し込む。
 レンゲのない店も多いと聞くが、池袋店では、ちゃんとカウンターにおいてある。そこから一番手前の一つを手にする。
 しかし、これだけ豪快に麺やら野菜やらぶたやらが盛られていると、レンゲを沈める「液面」を確保するのも容易ではない。結局、十分な量のスープを獲得するには、あふれない程度に野菜や麺を押し下げつつ、スープをレンゲに流し込むしかなかった。

 ファーストコンタクト。やおら二郎スープをたたえたレンゲを口に運ぶ。熱い。そして…、おお、これはうまい。うまいぞ。
 そう、濃厚でこくがあるのは当然だが、しつこくはなく、また塩味は濃いめだが、口当りは決して塩辛過ぎることもない。あれだけの脂を湛えながら、あぶらくさくもなく、べたつきもしない。
 粉、ドラッグ、化調などの言葉から連想していた味とはまったく違う。よくだしのとれた、しかも深みのある味。この味は、高貴でさえある。これが二郎か!!

 それにしても、脂のすごいこと。写真がピンぼけでわかりにくいのが申し訳ないが、スープの表面は、少なく見積もって5ミリは透明な脂に覆われている。ただ、まったく濁っていないのがすごい。どうすごいのかはよくわからないが…。

 続いて、まずは大盛りに盛られたもやしの一部を、障害にならない程度までやっつける。どこにでもあるコショウの香りに、シャキシャキとした太めのもやし、そして先ほど口にしたスープの余韻がほどよくマッチして、うむ、うまい。この野菜があれば、少々スープがくどくても、塩辛くても、関西人の私でも闘い抜けるのでは、とふと気づく。そうか、野菜のましまたはましましは、焼肉店での野菜類同様、貴重な戦意回復装置だったのか。
 次回の闘いに備え、重要な事実に気づいたのである。

 次に、写真に撮る目的も兼ねて、麺を引っ張り出す。…と、なんちゅう太い麺やねん!!十分太かったもやしより、さらに太い。こんな太いラーメンの麺は生まれて初めて。これより細いうどんの麺なら見たことがあるような気がする。
 これならゆでるのに時間がかかるのも道理である。
 そして味は…うおおお、これはまたうまい!こしがしっかりしてしこしこ、うどん大好きの関西人が、こしのよいうどんにあたったときの感動とまったく軌を一にするよろこびがある。しかも、これはある意味淡泊なうどん麺ではない、しっかり味と艶をもった、確かにラーメンの麺である。
 スープとの組合せ、ゆでるという作業、他の材料との共存、どれをとっても、実在可能であること自体に驚きを感じる、すごい麺といえる。どんなに強烈に個性を持つスープに沈んでいても、この麺なら、最後の最後まで自己主張を続けられるだろう。また、そうである限り、最後の一本まで胃に流し込むことができる。感動とともに、勝利への確信を抱き始めたにゃごにゃであった。



(昼休み終わりそうなので、つづく)



コメント



食べなれてしまった身からすると (おかやま)
2005-09-16 13:58:59

初二郎というのはブログ記事5回分(次回込み)のインパクトがあるんですなぁと改めて思いました。
俺が初めて二郎食った時にブログつけていたら、やっぱり5回に分けて書いたんだろうかとも。

ともあれ、にゃごにゃさんは大変幸福な二郎との出会い方をされた方の一人でありますね。最初から二郎を美味しいと感じられる人は中々おらんのですよー。意外。



人並に苦しみましたが (にゃごにゃ)
2005-09-16 17:44:15

>> 最初から二郎を美味しいと感じられる人は中々おらんのですよー。意外。
あこがれ、という要素を抜きにしても、おいしかったですよ。まだ禁断症状は数回しか出てませんが(汗)。

>> 二郎というのはブログ記事5回分(次回込み)のインパクトがあるんですなぁと改めて思いました。
ですね。前の日に期待に耐え兼ねて大阪でラーメン食った話とか、帰宅後就寝中に脂に苦しんだ話とかまで話を広げれば、10回は軽いですね。

ちなみに、次回分では、人並にあの量と味の濃さに苦しみます。御期待を。



うわもぅ (kaier)
2005-09-16 23:42:57

なんかだんだん二郎のラーメンが「旨そう…」っとか感じ始めているカイエです(汗。
ヨーロッパのポルノ小説ばりの官能的表現(褒め言葉です念のため)をちりばめた今回の記事は、今までの「にゃごにゃ小学校」の概念を突き破るインパクトがありました。

今度東京行った時は二郎に行…い、いや下手なことは口にすまい!(笑。
次回に期待します…



酔っぱらい来ました! (JJ)
2005-09-19 10:29:46

おーい、その5(その後)はどーしたぁー



聞くところによると (かおる)
2005-09-19 13:11:13

>JJさん

確かにゃごにゃさんは海外に旅行中のはず。
今晩か明日にはUPされてると思いますよ。
(^^)




w(。・o・。)w オォ- (raku)
2005-09-19 15:47:38

(ノ゜ο゜)ノオオオオォォォォォォ-

(ノ゜ο゜)ノオオオオォォォォォォ-ばかりですみません。
σ(・・*)アタシはジロリアンではありません。
実はラーメン・・・食べられない(T_T)
猫舌、こぼす、お箸が下手・・などの理由です。
何よりも、別れた元だんな様が
∑( ̄ロ ̄)なんと!?「ジロー」さんだったりする(爆)
だから苦手なのかなぁ。。。(*´ー`) フッ
その5、楽しみにまた来まっっす♪

(o・。・o)あっ! JJさん、はけ~ん♪



おわび (にゃごにゃ)
2005-09-20 22:21:28

みなさん、ちゃんと説明せずに、記事も終わる前に逐電してすみませんでした。もうちょっと待って下さい。



ぶた (にゃごにゃ)
2005-09-22 14:11:19

かおるさん、フォローありがとうございました。
お礼に、タイで見掛けたピンクのぶたの看板を記事に
載せました。見て下さい。



ジロー (にゃごにゃ)
2005-09-22 14:17:29

>> 猫舌、こぼす、お箸が下手
お箸以外は私もおんなじだぁ。

>> ∑( ̄ロ ̄)なんと!?「ジロー」さんだったりする(爆)
おおーっ、きょうびやや珍しい名前!?

そうですか。もう一人のらくさんもおひとりになったと前に記事にありました。偶然?ほんとは同一人物!?
(なわけないですが)。

もうひとりのらくさんは、こんな記事書かれてましたよ。
>> ブログにコメント残そうとしたら、自分と同じ名前の人が先に書き込んでいた。
>> ・・・困る
>>
>> どうしたもんかしばらく悩んで…
>>
>>
>> 結局、コメントするのを止めてしまう

うちのブログのことじゃないとは思いますが…。

しかし首都圏在住で二郎やラーメンが苦手なんてもったいない。
お酒はダメですか?JJさんといっしょにどおですか。

 やや脱線するが、フリー百科事典のWikipedia(ウィキペディア)に、ラーメン二郎は掲載されているのか、と興味を持って検索してみると、ちゃんと掲載されていた。まあ、サイゼリアが載っているのだから、アノ二郎が載らないことの方がおかしいのだ。
 ただ、まだまだ書き始めといったふうで、池二(池袋二郎)も載っていない。ネットに造詣の深いジロリアンたちによる記事増強を期待したいところである。そう、ジロリアンという言葉自体が見出しになるくらいに。

 ところでこのシリーズ、今回がその3である。全2回なら前編・後編、3回なら前・中・後で事足りる。だが、その1で始めてしまった以上、その4までは書かなければならないのか!?
 って、別にわざと引いているわけではないのだが、ビジターからこうも引いている引いていると言われると、もっと期待に応えなければならないのか、というような気にもなってくる。いくら引いたところで、原稿料が入ってくるわけではないのだが。

 さて、あほな脱線はこのくらいにして本題に戻ろう。

 前回、待ち時間について書いた。実際、予想よりもはるかに長く、たまたま巡り合わせが悪かったということもあると思うが、ほぼ20分待たされた。私より後から来た人のところに先に出されるということは起きなかったので、オーダーが通ってないとか順番を間違えているとかいったような余計な心配はしなくて済んだし、また率直に言って、まだ空腹にはほど遠いコンディションから言えば、1分でも遅いほど、勝利のチャンスは増えて来る。その意味ではありがたい。それにしても、ただラーメンが出てくるのを待つには、20分はいかにも長い。
 調査では、だいたい料理が出てくるまでに待てる時間の限度というのは平均して16分くらいということなので、少なくともそれは超えていた。さらに、話し相手となる連れもおらず、初めての道は遠く感じるのと同様、初めての店では待ち時間は長く感じる。ましてや二郎である。特別な緊張感もある。
 二郎のように、高級店ではなく(したがって回転が大切)、しかも文字どおり行列のできるラーメン屋で、ここまで時間をかけて作るというのは、やはり驚きに値する。平均的な待ち時間がどの程度なのかも興味あるところだ。ただし、今回のように待ち行列のできていない状態では、5分やそこらで出てくるはずもない、というのは後で理解できた。
 ちなみに、行列のできるラーメン屋、というのは、二郎の状況を表すには適切な表現だが、なぜか二郎に関しては似合わないような気がするのは、私だけか。二郎の客と二郎の関係は、行列のできるラーメン屋に並ぶ客とラーメン屋の関係とは相当異なっているような気がするのだ。

 独自の文化とマナーが厳然として存在する世界において、このように「待ち」「進展なし」の状態が長く続くことは、挑戦者にとってはなかなか辛いものがある。ただ、観察対象には事欠かず、その意味ではただなにもすることがなく放置されたという感覚はまったくなかった。
 前回紹介した、向かいのカウンターのカップルにしても、どのくらい前から来ていたかは知らないが、私が来てからもしばらく待たされていたし、二郎が来てから食べ終わるまでにも結構時間がかかっていた。だから、私の待ち時間のほぼ全期間にわたって、私を「楽しませて」くれていたのである。

 それとは別に、店のバイトの女の子(例のおたくっぽい人)の行動が、少なからず私を不安にさせた。
 最初、カウンターについて食券を台の上においた私のところにコップ水を持ってつつーっと近付き、食券をのぞきこんで、奥の厨房にオーダーした。それはまあ、ごく自然の行動であり、彼女の視線がたとえオタクっぽくても、気にすることもない。しかし、次の行動は多少私を混乱させた。
 数分経過後、すすすと私の前、つまりカウンターの端まできたかと思うと、じっと先ほどの食券をのぞきこみ、しばらくして私の方を見たかと思うと、食券を裏返し、白紙の面を上にして、それからカウンターの奥に身を翻したのである。ん?注文に不備でもあったのか。それとも同じ注文があって、後先を間違えないようにマーキングしたのか。よくわからないが、わざわざ聞くこともできないので、また店内の観察に戻った。
 と、さらに数分後、ゆるゆると私の前まできて、再度食券に目をやる。今度はそれを手に取り、表を見て、次に私の顔に正面から視線を投げる。う!?なにかレスポンスが必要なシチュエーションなのか?しかし、一言も発することなく、彼女は数秒で視線を食券に戻し、今度は、再び食券を上にしてからカウンター台におき、また奥に下がっていった。もしかしたら、同じ表でも向きが違うのかも知れないが、そこまで観察するだけの注意はうかつにも払っていなかった。ともあれ、「表」→「裏」→「表」、そしてその都度私に向けられる視線。これが単に無意味な行動であるとしたら、私の人生観の一部がぐらついてしまう。
 しかし、しかしである。ことはそれでは済まなかった。それから数分が経過した後、またまた私の前まで歩を進めた彼女は、私の顔を見、食券を持ち上げたかと思うと、ふたたびカウンタに戻し、そして、角を三角に折り曲げたのである!!そして、そこにはおびただしい数の…というのは嘘であるが、ともかく彼女はそうしてからまた視界から消えた。
 これはまったくもってすべて事実である。引くためでも何でもなく、私が池二でまさに体験した現象なのである。

 常識的な範囲でしか生きて来なかった私は、そのとき、むなしい努力を払って何が起こったか理解しようと努めていた。
 なかなかできないラーメンに、待たせているお客さんに対するサービスなのか?しかし、猿とか猫とかインコとかが出てきてこれをやってくれれば、素直に暇つぶしの余興サービスと受け止めることができるが、バイトの女の子が数分おきにこれを繰り返すことにどういう意味があるのだろう。あるいは、いかにも初心者っぽい私の風体に気をきかし、決して忘れているわけではないですよ、とサインを送ってくれているのか。そうであれば、その心遣い、痛み入る、といいたいところだが、どちらかというと、確認してみたら、やっぱり忘れていた、というような意味に感じられてしまい、かえって不安になってしまうのだ。
 先の女性ジロリアンといい、二郎ワールドとはかくも不条理なものなのか。おかやまさんがはまってしまうのは無理もない。あるいは、二郎とは空想の存在で、私はまだおかやまさんの擬似体験の中にいるのか。
 ともかく、なにか説明可能な理由があるのであるならば、ぜひベテランジロリアンに解説いただきたい。これは切実なる願いである。

 …と、予想もしなかった混乱に陥りかけた私は、厨房がにわかに慌ただしくなったのに気づいた。いよいよ「そのとき」が近付いたのか。
 しばらくして、奥の席に座っている客に、「どうぞ」の声。ずいぶんひさしぶりに聞いたセリフだと感じた私の感覚も、あながちずれてはいないだろう。
 「やさいましましにんにくあぶら」。おお、これがあの「ましまし」か。ベースはラーメンか、それとも大のぶたダブルか。そこまでは知る手だてがない。ただ、私より先に入店していた彼は、考えてみれば私同様、最低20分は待っていたことになる。さらに、別の一人に「どうぞ」。そして、そして、ついに私の前に来た。
 あの不可解なけだるいような単に無気力なような視線とともに、彼女はいった。「どうぞ」。
 心の中で何度か反復練習した言葉を私は吐いた。「やさいにんにく」。そう、ここでは決して「をお願いします」などと言ってはいけないのだ(と思う)。

 いよいよ、いよいよ姿を顕すのか、「おれの二郎」。外食して出される料理に、「おれの」などと感じるのは生まれて初めてである。ほんとにこのまま二郎を口にすることができるのか。それとも…。
 運命のときは近付いて来た。

(つづく)



コメント



えええ~(笑。 (kaier)
2005-09-14 22:34:11

なんと申しますか、見事としか言いようの無い引きを繰り返してくれますね(笑。
カテゴリを「そのほか」から「二郎」に変えてはいかがでしょうか。

ところでその「おたくっぽい女の子店員」が正真正銘のオタクで、なおかつネット依存症で、あまつさえ「にゃごにゃ小学校」を「ラーメン二郎」で検索するなどして見つけ出し、ニヤリと笑っているところを想像してしまいました。
「うふふふ、いかにもブログ運営してそうなオトコ…やはりあたしの意味不明行動攻撃に悩殺されてこうやって記事を書いているワ!」
脳の検査が必要ですか、そうですか。

さて、とうとう「やさいにんにく」がお出まし!
ちなみにデフォルトの「ただの」二郎がどんなものか、まずそこが気になります。
でもって、あの量のにんにくを口にした(であろう)にゃごにゃさんの、帰りの便での運命や如何に?!<つづく>

俺が続いてどうするよ。



わざとじゃないのに… (にゃごにゃ)
2005-09-15 09:29:38

引きすぎにもほどがある、と鬼嫁に言われました(T_T)

おたくむすめについては、もしかして彼女自身が手持ちぶさたなだけだったのかな、という気もしてます。

ちなみに、今朝は電車が混んでてPCを使えなかったのと、夜は一ヶ月インターン生を打ち上げで飲みに連れていくので、今日は「その4」、アップできそうにないです。あしからず。



(ノ゚ο゚)ノオオオオォォォォォォ- (raku)
2005-09-16 13:58:44

ヾ(≧∇≦)〃きゃーっはっは♪
最高に楽しく読ませていただきますた。
ε=(>ε<) プッー!

(* ̄m ̄)プッ

ヾ(≧∇≦)〃ブハハ

って真夜中にやってるσ(・・*)アタシを
そばで、犬のクマが(複雑)不思議そうに見ていました。
にゃごにゃさん 再びお邪魔いたしました。
PCが新しくなったので、サクサク飛んでまいりました。
(@^^)ゞイヤー、いよいよ16日でにゃごにゃさんの生二郎にお会いできそうな勢いですが
もったいなくて一旦ここでCMを入れさせていただきます
(;^_^A アセ・・・

ところで、以前「らく」さんという方がお見えでしたが・・・・
これも何かのご縁かと。。。(=´∇`=)ニャン♪
今度お邪魔させていただこうと思っています。



祝新型PC (にゃごにゃ)
2005-09-16 17:38:54

rakuさん、こんにちは(^o^)/

>> ところで、以前「らく」さんという方がお見えでしたが・・・・
そうなんです。最初、JJさんのところにコメントされているrakuさんって、あのらくさんかな、と思ったくらいで…。何かの御縁ですね。

>> 犬のクマが(複雑)不思議そうに見ていました。
不気味そうに、ではないですか?
って、失礼しました。受けていただけてうれしいです。もっとも、ほとんど事実を書いてるだけで、受け狙いではないんですよぉ。ほんとに。

ところで、rakuさんはジロリアン?


 店内に入ったのは午後4時20分頃。ちょうど、二郎を食べ終え、満たされた表情で店を後にする若者二人組と入れ違いになり、席が空いた。幸先がよい。
 入ってすぐの左手にある食券販売機に向かう。メニューはいたってシンプル。そして、私の選択もシンプル。
 「大」などもとより食べられるはずもない。同様に、「ぶたダブル」も守備範囲を超えている。「小」というのはこの店にはない。単なるラーメンではやや単調。瞬時に頭の中で実行された消去法により、迷ういとまもなく「ラーメン・ぶた入り 700円」を選択。新500円銀貨と百円玉2個を放りこんで、食券をゲット。

 着いた席は、券売機と反対側で、もっとも出口に近い席。カウンター席しかない店内に、外から向かって、右側の1番手前ということになる。
 この位置に着いたのはたまたまだったが、実は内心、ほっとしていた。確かに、厨房を観察するにはもっとも不利な場所だ。しかし、超初心者の私にとっては、ラーメン誕生の瞬間をのぞくよりもっと重要なことがあった。それは、二郎に敗北したときの退路を確保しておく、ということである。
 無惨にも二郎を食べ終えることなく胃が白旗を上げたとき、この位置なら、すばやく店を後にすることができる。幸いにも食券制であるから、代金を支払うわずかな時間に、店のおねえさんにたっぷり残ったどんぶりをのぞかれ、『このドシロウトが…』と、冷笑の視線を浴びる心配もない。端の席だから、右の客の視線にさえ気をつければ、他の客の視線をかわすこともたやすい。「まだ食べてる途中だよ」という顔をしつつ、グラスの水を口に運び、カウンターに戻すその動作の流れで素早く立上り、「ごっそさん」と店を後にする。あとはひたすら池袋駅に向かうだけですむ。
 なぜそこまでこだわるのか。出された料理を残すのも客の権利のうちではないか。しかし、関西人でB型という、マイペースの資質では世界最強の私ですら、そのように身構えてしまう何かが、ジロリアンの世界にはある。

 席につくと、たっぷりある待ち時間のおかげで、観察の時間が十二分にある。
 入口付近の壁にべたべた張られた定期や写真。うんうん、なんかそんな記事がHPにあったな。
 カウンターの向こうにある、トッピングサービスの案内。三田本店にはそんなもの、一切ないという話もあったが、ここでは少なくとも、なにが選べるのかを目で知ることができる。
 意外とこざっぱりときれいな店内。おおきめのタオルを首にかけ、汗をふきふき二郎と取り組む若者。そうか、今の時期に食べるには、ハンカチでは不足なのかも知れない。タオル、これが必要なのか。
 入口に目をやると、ドアは開放したまま。エアコンががんがん効いているせいか、店内は暑くはないが、しかしこの陽気に開け放っているのは、効率が悪いではないか。そう考えてふと気づく。あれだけの強烈なラーメンを出しながら、店内には匂いがこもっていない。そうか、そのためにドアを開放しているのか。あるいは、行列ができるのがあたりまえの店の、あたりまえのしきたりなのかもしれない。
 カウンターにはバイトと思しき若い女の子が二人。奥にはせっせと二郎製作にとりくむ男性が二人。奥の男性の表情はよくわからないが、女の子たちが妙におたくっぽい気がするのは、単なる思いすごしか…。


 連れだって来ている客が多いだろうに、満席の店内は意外なほど静か。まるで、儀式のように、しゃべるでもなくマンガに読み耽るでもなく、だまって座っている。
 券売機の横には、飲食店でよく見掛ける冷蔵庫がおいてある。アサヒビールと書かれていて、水が出てきたコップもアサヒのロゴがある。しかし、中にはビールはおろか、ジュース、ウーロン茶すらおかれてはいない。売上げゼロで冷蔵庫とコップを提供した営業担当、叱られてないだろうか。
 少し奥の棚の上には、広いとは言えない店内なのに文字どおり山ほどティッシュの箱が積まれ、この店でのティッシュペーパーの消費量のすごさを物語っている。

 やや意外な光景だと思ったのは、向かいのカウンターに座った学生とおぼしき若いカップル。男性はともかく、女性はスリムでかわいらしい普通の女の子。彼女、あれで二郎を制覇できるのか。
 やがて、まず男性の方に二郎が。おお、これか。種類もトッピングもよくわからないが、大きくて高い。さっそく取り組む彼。早くも首のタオルが役に立っている。
 そして、数分遅れて彼女の分。カウンターのおねえさんの「どうぞ」の声に続いて、「やさいマシ、あぶら」との返事。そうかそうか、あのトッピングは、ラーメンの準備ができて、「どうぞ」と言われたら、希望のものを客が言うのか。知らなければ、「どうぞ」「は?」というまぬけな会話になってしまうところだ。
 しかし、ん?マシと言った?と気づくまもなく、これまた高く野菜が盛られたどんぶりが、その子の前に…。

 実はその後、いろんなところに注意を奪われて彼女のことはどこかにいってしまっていたのだが、時々視線をやると、しきりに汗を拭く彼に対して、彼女は淡々と麺をこなし、少しも汗ばむ様子もなく、食べるのに苦労している表情はまったく見せない。しかも、先に食べ初めた彼とほぼ同時に完食したのである。
 驚いたことに、暑さもあってかややぐったりした彼に対して、彼女はまるでおやつのパフェを食べ終えた女の子のような涼しげな空気を漂わせ、なにごともなかったように店を出ていった。
 ジロリアンは、体育会系のおおぐらい男ばかりではなかったのだ。彼女もまた、真正のジロリアンである。あるいは、彼の方こそが、初めて彼女に伴われてやってきた初心者だったのかも知れないとすら思えた。であれば、もちろんタオルは、知りつくした彼女の指示で持参したのだろう。
 こ、これはますますみっともない姿は見せられない。たとえまだまだ空腹にはほど遠い胃袋であったとしても、だ。

 正直、席についたばかりのときは、吉野家で牛丼を食べるときのような、ファーストフードな軽い気分であった。「よしよし、とうとうありつけるわい」みたいなノリでもあった。しかし、予想以上に長い待ち時間をすごすうち、次第に自分がジロリアンたちの聖地のまっただ中にいることを、認識せざるを得なくなっていた。たとえその席がどんなに出口に近くても、だ。
 まだ闘いは始まってすらいないのに、すでに命懸けの様相が漂う。どうなる、にゃごにゃ!?


(つづく)




コメント



すごい引きだ! (おかやま)
2005-09-13 16:11:52

わくわくわくわくわくわくわくわく。



だからー (kaier)
2005-09-13 21:39:23

なんで引くんすか!(笑。
今日はヘトヘトでもう寝たいのに、この記事が気になってわざわざ見に来たというのに!(笑。

なんだか二郎、私も挑戦したくなってきました。
さて、にゃごにゃさんの運命やいかに!?



人生が変わったかもしれないから… (にゃごにゃ)
2005-09-13 21:42:48

ひくひく…



普通にありえないから! (kaier)
2005-09-13 21:51:33

今おかやまさんの記事を読みました!

ぶっちゃけ普通にありえないからアレ!
ジャンク系ラーメン(命名カイエ)といえば平太周かと思ってたけど、なんなのあのにんにくの量!!
背油の量は平太周とくらべてどーなのかわかんないですけど「カレースプーン大盛りの化学調味料」はもぅなんつーか、この先残りの人生の味覚にクリティカルにダメッジが入りそうな感じです!(涙。

なんていうんすかこのジャンル!
ジャンク系つーかドラッグ?しかもアッパー系ですか!

…一度食ってみっか?(えー。



>kaierさん (おかやま)
2005-09-13 22:07:21

平大周もまぁまぁって感じですが、はっきり言って勝負にならんですね二郎とは(笑
背脂量は増やそうと思えばいくらでも増やせますよ。ラーメン出されるときに一言、「アブラブラで」と変な呪文を唱えるだけで人生最大の背脂量に出会えること請け合いです。…僕は怖くて試したことないですが。

ジャンルを一言で言えば、「二郎」。
ぜひお試しを(笑



あわわ、おかやまさんこんにちは。 (kaier)
2005-09-14 12:21:56

おかやまさん、コメントありがとうございます。
にゃごにゃさんのリアル関係者でカイエと申します。

>勝負にならんですね二郎とは(笑
えーと、平太周でしばらく身動き取れなかったんですが、私だと脂肪…じゃない死亡確実でしょうか。
「アブラアブラ」と口にするのはもはや自らの座る電気椅子のスイッチを自分で押すかのような行為に思えてしまいます(涙。

それよりみなさん化学調味料についてもうちょっと引っ張りましょうよ!問題はどこよりもそこっすよ!<一定量を超えると毒物にケミカルリアクションするよ派(涙。

そんなわけで、おかやまさんのサイトは巡回ルートに入れさせていただきました。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、にゃごにゃさんの感想はまだかまだか……(笑。

 平成17年9月8日(木)、東京出張、渋谷。
 午後2時からのミーティングは、10分ほど早く始まり、1時間40分ほどで終わった。相手は初対面だし、どのような展開になるかは予想がつかない出張だったが、ミーティングの内容は、期待をはるかに超える意義のあるものとなった。また、月末のアメリカ出張に備えての、よい情報収集ともなった。

 さて、この「公的業務」のほかに、今回の上京では、重要な「私的目論見」があった。関西には存在しない、幻のラーメン二郎のラーメンに挑戦することである。とりあえず、ミーティングのあったホテルを出て、歩道橋の上の日陰から妻に電話をいれる。「ミーティングは終わった。これからラーメン二郎に行く。」
 電話の向こうで、「うえぇ」という声に続いて、「無理しないでね。体に気を付けてね。」と心底心配そうな声が響く。ラーメンを食べに行くだけの者に向けられた言葉とは到底思えないが、おかやまさんのブログで繰り返し二郎の疑似体験を重ねた妻の言葉には、真剣なひびきがあった。

 二郎については、おかやまさんから、上京の折りにはぜひ一緒に、と声をかけてもらっていた。だが、今回は残念ながら、ほんの数日前に出張が決まり、しかも日帰りのとんぼ帰りである。とても多忙なおかやまさんのスケジュールが合うとは思えないし、そもそも二郎を食べてからすぐ新幹線に飛び乗るだけの時間しかない。
 残念至極ではあり、せっかくのお誘いに対して申し訳なくもあったが、とにかく今回は、チャンスを逃さず二郎を食べることが最優先課題である。

 さて、どの二郎に行くべきか。
 本来であれば、やはり三田本店をめざすべきだろう。しかし、事前の調査では、この店は朝10時から午後4時までの営業、しかも麺が切れたら終わり、とある。それに、かなりの行列ができるのが常態のようである。すぐいけば間に合わなくもないが、とてもそれだけのリスクを犯す余裕はない。
 となれば、おかやまさんのホームである高田馬場店あたりが狙い目となるが、この店も含め、大半の二郎は、6時少し前にならないと開店しない。この時間となると、また長い行列ができていそうな気がする。また、帰りの新幹線は、東京駅6時半発である。
 新幹線の時刻を遅らせれば済むのではあるが、この切符、せっかく庶務のかわいい静香ちゃん(仮名)が取ってくれた、いちばんいい席である。新幹線で一番いい席と言えば、言うまでもなく1番E席である。しゃれではなくて、前の広い最前列で、Eは2列席の方の窓際である。コンセントもついているし、昼間なら富士山の見える側というポイントもある。
 ともかく、今回はこの席で帰りたい。

 さて、ではラーメン二郎は無理なのか。いや、池袋店(池袋東口店?)がある。ここは、渋谷からのアクセス圏では唯一、朝11時から夜11時まで、という、今回の行動時間帯として、現実的な営業時間なのである。
 だいたいの場所は確認し、デジカメに地図も収めてあるのだが、不測の事態に備え、ただちに店に向かう。

 現地には4時前に到着。場所はすぐにわかる。
 ちょいとのぞいてみると、狭い店内は満席。とてもめしどきといえる時間帯ではないのに、入口で2~3名、学生くらいの年齢の若者が立って待っている。
 細かいことはともかく、ついにたどりついたラーメン二郎、それだけで感動モノ。しばし熱い想いを噛みしめる。同時に、暑い思いも噛みしめる。もう9月も半ばなのに、なんでこんなに暑いんだ。昼間っからラーメンを、それもこってりこてこて脂のそれを食べる気候では、ない。

 もとより4時前に食べるつもりはなかったが、実は私はそれ以前に大きな失敗を犯していた。早い夕食になるだろう二郎に備え、昼食を11時すぎくらいに食べておこうと思っていたのに、新幹線の中でついうとうとして気づいたらもう12時。ふつーの時間の昼食になってしまった。ということは、4時なんてのはまだとても晩飯を食う時間ではない。

 食後のダメージからの回復時間も考慮して、4時半くらいに店に入ろうと決め、近くの公園に移動。南池袋公園という、まったく何の工夫もない名称の公園の日陰に。
 見るからに蚊のいそうな石の椅子に腰かけ、パソコンを立ち上げようとしたら、ほとんど間髪をいれず足元に蚊が寄って来た。こりゃあたまらん、と、藤棚の下に移動。両側に浮浪者のおじさんたちがいてタバコを吸っていたが、タバコの煙と日向の太陽で蚊も来にくかろうと、そこに腰かける。しかし、暑い。

 しばらく、今日のミーティングの議事を取りまとめるうちに、なにやら足にかゆみが。やっぱりここにも蚊が。
 おじさんたちは平気なのかと様子をうかがうが、まったく平気な様子、「ここの連中のうちの3割は100円ももってないよ」などとタバコをふかしながら他愛のない話を続けている。
 いわれてよく見ると、10人以上のホームレスと思しき人たちが、碁なのか将棋なのか、向かい合って何かやっている。

 台風の大雨もあり、渇水のはずもないのに、この夏場、なんで噴水に水がないのかと思ったが、もしかしてあの人たちがトイレ代りにしてしまうからなのだろうか、などと余計な想像までしてしまう。

 ともかく、足がかゆいし暑くてたまらない。ただ、臭くはなかった。
 とりあえず、少し早いが、いよいよ二郎に向かうことにする。

(つづく)



コメント



うおお! (おかやま)
2005-09-12 19:29:45

池二(池袋二郎)ににゃごにゃさんが……ついに……。
何と言う、何と言うことか…。

ちょうどその頃、僕は房総半島を仲間たちとともにベンリィで爆走しておりました。ご一緒できずに無念!
次回こそは!

ともあれ、実食レポートお待ちしております! わくわく。



なんで (kaier)
2005-09-13 04:49:26

なんで引くんすか(笑。

それはともかく、今日ウォーキング中にお茶を買うために99円ショップに入ると、大量に「あぐー」が売っていて、「ああ、にゃごにゃさんの大好物だ」と素で思ってしまった私がいます。
そんな事実はないわけで。>大好物
もちろん私は買ってません(笑。
そんな勇気もないわけで。普通に伊右衛門だけ買いました。

ラーメン二郎のときは話題に乗り遅れたけど(おかやまさんの記事さがしたけどどれにレビューが載ってるんだろう、「二郎」で検索しても出てこなかったです)、今回のレビューは特に楽しみにしてます(笑。



暴走半島 (にゃごにゃ)
2005-09-13 08:50:10

追えど届かぬおかやまさん(笑)、いっそ近くにおられなかったということで、不義理とならずちょっと安心しました。

>> ともあれ、実食レポートお待ちしております!
前編と後編で収まる自信がなかったので「その1」としましたが、実食までにはもうワンクッションあるかも、という感じです。
期待せずに待ってて下さい。



亀食 (にゃごにゃ)
2005-09-13 09:00:50

>> 「ああ、にゃごにゃさんの大好物だ」
脳の検査が必要です(爆)。

家内には絶対無理ですが、kaierさんにはトライしてもらいたいのが二郎です。

>> どれにレビューが載ってるんだろう
リンク載せようと思ったんですが、いまおかやまさんのブログのサーバ、調子悪いようです。また今度。



二郎の記事 (にゃごにゃ)
2005-09-13 09:14:47

なんとかつながりました。でもまだすこぶる調子悪い。
もしかしたらshinobi.jpの方の問題かも。

ともあれ、擬似体験はこちら。
http://blog.drecom.jp/kazu_o/archive/99
http://blog.drecom.jp/kazu_o/archive/39

 昨日は、出張で大阪から渋谷に行き、アメリカでIT企業を立ち上げられているH氏にお会いしました。
 本社が米国ですので、現在日本に出張されているわけですが、ご多忙の中、またこの猛暑の中での数週間にわたる意欲的な活動後のことでもあり、非常にお疲れだと思うのですが、面識もなく、飛び込みといっていい私のミーティング依頼に快く応じて下さり、お会いすることになりました。

 待ち合わせのホテルのロビーには、予定より一時間ほど早くついたのですが、ちょうどソファーが空いていたので、持参したPC(OSはもちろんLinux)を開いて作業していました。そうこうするうちにあっと言う間に45分ほど経ったのですが、ふとみると、H氏と思しき方がロビーに来られています。
 一応、写真は拝見していたのですが、こちらも初対面、確信がないまま声をかけてみると、やはりそうでした。私はたまたま暇つぶししながらその場所にいただけですが、H氏は相手を待たせないように15分も前に来られたのです。このことだけでも、気くばりのある信頼に足る方だとわかります。

 にゃごにゃのブログにも書いているように、私は企画室の作業をしていますが、技術屋なのではっきりいって素人で、なかなか成果が上がらず、前に書いたように今月末にもアメリカ出張しますが、なかなか展望が見えて来ないというのが正直なところです。かたや、H氏は、そもそも大企業でバリバリの企画マン、実績十分、ノウハウたっぷり、企画力もクリエイティブさもずば抜けていて、しかも国内外に幅広い人脈をお持ち、そしてそのネットワークなどを通じての先端の情報収集に余念がありません。
 もちろん、すべての企画案件がこのような恵まれた条件で行われなければならないというわけではないのですが、改めてわが企画室に欠けているもの、必要なものが見えて来たように思いました。

 ちなみに、私がH氏を知るきっかけになったのは、氏が開設されているブログからです。たまたま、アメリカ出張に関連してSkype(スカイプ)について調べているとき、検索に引っかかりました。
 正直、お会いいただけることは期待していませんでしたが、メールを出してみるとすぐに返事をいただけ、会っていただけることになりました。

 少し前なら、HPやブログで見たからというだけで企業トップの方が会って下さるというのは考えにくかったですし、今でもむしろH氏がある意味で特別なのかも知れません(ブログを非常に実験的に使っているといわれていました)が、この出会いが、あるいは今後、大きく育つかも知れません。企画関連の業務に携わるものとしては、ぜひともいっしょに仕事してみたい方であり、企業です。
 H氏のすごさに目を瞠るとともに、新しい時代の波を改めて感じる機会となりました。
 1時間半もの時間を割いていただき、感謝しています。

 いずれにしても、アメリカ出張の前にH氏にお会いできたのは、非常に幸運でした。おそらく、アメリカ出張の意義自体がうんと向上することになったはずです。


(補足)今回の出張の目的はこのミーティングのみでしたが、実はもう一つ、目論見がありました。それは、あの、『ラーメン二郎』を食べることなのでした!!さて、果たして本当に食べることができたのか。その報告は近日中に改めて…。




コメント



酔っぱらい来ました! (JJ)
2005-09-10 23:25:58

ブログが縁で素晴らしい出会いができて、
大変よかったですね。
にゃごにゃさんは英語に堪能だから、
徳をしているのかもしれません。
(もう「得」のレベルではありません)

今回のH氏との出会いから、
お付合いが広がると良いですね。
と言うことで、
いつか私ともお酒の付合いを広げませんか?



日本語で(^^;;) (にゃごにゃ)
2005-09-11 07:45:35

JJさんにいわれて見直してみると、確かにH氏がアメリカ人のように読めますね。
これは私の書き方の失敗です。
H氏は日本の方で、あちらの大学に留学しつつ会社も現地で立ち上げられたと
いうのが正しい状況で、ミーティングも全部日本語でした(あたりまえですが)。
アメリカ出張はもちろん、すべて英語になりますが、その前に日本の方に、
日本人の視点でいろいろあちらの状況を聞けたのがとても有意義でした。

>> と言うことで、
>> いつか私ともお酒の付合いを広げませんか?
ぜひお願いしたいです!
なんかとてつもない人物が出て来そうで、JJさんにお会いするのは怖い部分もありますが(笑)。

 一庫ダムの貯水率、ジャスト100%です。このダムに関してこういう数字は初めて見ました。






 渇水に泣いた早明浦ダムも、台風のおかげで0%から100%になっています。





大阪北区、北東方面、9/6朝8:30頃。





 台風も南西からキタ━━!!(^^;;)


 急にいわれた米国出張で、現地で会う弁護士や会計士との連絡、航空券・ホテルの予約で、ここ数日バタバタ。
 で、ようやく条件に合うホテルを見つけてネット予約。価格も安いし、部屋にブロードバンド接続が用意されている。現地企業との距離も近い。あとは細かいスケジュールを詰めて、あとレンタカーを利用するかどうかなどを決めて行く段階、と思っていたら、昨夜、思わぬメールが入って来た。

 うちの会社と友好関係にあって、時々来日したらセミナーなどもやってもらっている、コロラド大学の情報工学の教授から、そのホテルはあかん(もちろん英語で)といってきたのである。

 教授によると、まずウェブページに書かれている地図は、確かに訪問先企業のオフィスに近いが、間違っているとのこと。実際には、1キロ以上離れている、と。まあ1キロなら歩いて15分足らずだから個人的に気にはしないのだけれど。
 それと、安普請(sleasy)とまでは言わないが、普通ビジネスマンの泊まるようなステータスのホテルではない、とのこと。う~ん、そこまで言われると、考えてしまう。なにしろ、現地に土地勘がない以上、とにかく安全第一、治安や客層の怪しいところは確かに避けたい。ちゃんと喫煙・禁煙ルームは分かれているし、部屋でインターネットが使えるかどうか、国際電話で問い合わせたときの印象はよかったのだけれど…。

 ともかく、せっかくのアドバイス、むげに断ることもできないし、それにあとで後悔するのも嫌なので、とりあえずキャンセル。
 とはいえ、教授イチオシのヒルトンは高すぎる。それで、ほかにいくつか推薦してくれたところのうち、ダウンタウンに一番近く、価格的にもまあまあ(一泊100ドル程度)のところを調べてみた。まずまずの設備で、一番気になっているネットも部屋で使えるようだ。

 ということで、急遽変更。ちょっと気分的にも浮き足だってしまう。
 ともあれ、まだまだバタバタしそうな予感である。




コメント



酔っぱらい来ました! (JJ)
2005-09-05 17:45:46

おー、いつ出発ですか?
沢山の土産話、期待していますよ。
餞別・・・・
たまちゃんに立て替えておいて貰って下さい。



餞別 (にゃごにゃ)
2005-09-05 22:14:42

>> おー、いつ出発ですか?
今月の下旬です。
ちょうどその一週間前に、数年ぶり海外の社員旅行でタイなんですよ。JJさんには珍しくもないでしょうが、毎週海外というのは私には初体験です。
>> 沢山の土産話、期待していますよ。
せっかくネットがあるので、毎日写真をアップしようかなどと
思っております。
アメリカからでもJJさんのブログチェックしてますからね~(^o^)/



もし暇があれば! (kaier)
2005-09-05 22:45:21

もし暇があれば、USA版のiTunes Music Card希望!(笑。
日本からアメリカの楽曲は購入できないのですが、このカードがあれば無条件でアメリカの楽曲が帰る!ムッハー!

それはさておき、治安の悪いホテルって本当に怖いですよね。
かくいう私も大昔、ヴェニスでえらいめにあったことが…。
ご無事をお祈りいたします。



ムッハー! (にゃごにゃ)
2005-09-06 06:38:38

いつもお世話になっているkaierさんです。ホテルがダウンタウンなので、見つかれば買ってきます。
ところでiTunesのMusic Cardって、どんな形でどのくらいの大きさ?(^^;;)。メールでいいので、できれば型番とか製品URLを教えてくらはい。

 ハリケーン・カトリーナの被害は、アメリカ当局の警告した通りのすさまじさになりました。逃げられないほど貧しい人もいたのかも知れませんが、そこそこ立派な家に取り残されている人たちを見ると、やはり甘く見ていたのだろうという印象は拭えません。

 さて、ニュースで伝えられているように、被災地では略奪が横行しています。gooブログ検索で、「略奪」とすると、たちまち三千件以上ヒットしますから、その様子に衝撃を受けた人が少なくないことは明白です。
 そして、救援隊にまで発砲する銃社会の恐ろしさや、制服のまま略奪行為をする警察官のモラルの低さなどを取り上げ、人の本性のみにくさなどを嘆く声もたくさんあります。

 それぞれもっともなのですが、しかし、日本の人たちが大きくズレているな、と私が感じる点があります。それは、あの状況で、略奪行為が起こらない国というのは、世界中探しても日本くらいのものだということを認識していないということです。そして、略奪の映像を見て衝撃を受ける日本人の善良さ、他国から相対的に見れば、お人好しさがあるからこそ、この稀なる国民性が現れるということも観察できます。

 あの阪神大震災のときは、あれだけ甚大で壊滅的打撃を受けながら、被災地で略奪行為がほとんどないことに、世界中の人々が驚愕しました。ざまあみろとばかりに快哉を叫んだ韓国ですら、その点については、自国では考えられない、と日本人を見直す報道が行われたほどです。

 もちろん、先進国でありながら何かあれば多くの国民が略奪に走ってしまうというのは、情けないしみっともないことかも知れません。ただ、略奪が起こらないというのはあくまで日本人の特殊性の一端であり、ほとんどの世界の人々はそうではないのです。
 それをもって日本人がとりわけ優れているというつもりはありません。それぞれの国民にはそれぞれの美点があるからです。日本人ならではの欠点だっていくつもあるでしょう。

 ただ、例えば日本が武力を放棄すれば侵攻してくる国などあるはずがない、などという、もう非常識と呼ぶにも値しない発想が、それなりの支持を受ける国情というのは、「災害時は助け合うのが当り前、略奪など考えもつかない」という善良な国民たちの集まりだからこそ成り立つ、という部分は間違いなくあります。
 しかし、その理屈は、日本人たちだけで構成する日本の国の中でのみ通用するもので、よくいわれるように「世界の非常識」なのです。

 略奪のない社会は、それがいくら世界の非常識でも維持していきたいものですが、しかし、他国の肚の中にあるものに思い至ることすらできず、幻想的平和論をぶつことは、そのまま日本という国の存続にかかわる危機であるということに、もう少し多くの人に気づいてほしいと思います。
 そもそも、「あなたたちを信用していますから武力は持ちません」なんていったって、それが本心でも、あまりに周辺国の国民の感性と乖離しているので、逆に裏があるに違いない、と警戒されるのがオチです。お人好しの理屈を、軽蔑することはあっても理解しようと思うような国は、少なくとも日本の近隣にはありません。
 そのことを理解した上で平和主義をぶつのは、それはそれで一つの思想であり見識でしょう。しかし、単に無知でそれを口にする人は、その罪の深さに気づくべき時期が来ています。また、そうした人たちを利用して、なんとか日本をミスリードしたいと考える勢力だって国内にもたくさんいるんです。

 驚いたり非難したりするだけではなく、略奪という行為から、そうしたことを学んでほしいと私は思います。




コメント



勉強になりました (らく)
2005-09-08 20:19:03

お久しぶりです。
カトリーナ被害の後の略奪行為について、私も「日本なら…」と思ったくちです。

もし、こういう状態で略奪行為をすることのほうが世界的常識(?)なら寂しい限りですが、もしそうなら、そういう世界の中に日本があるってこと忘れちゃいけませんね。

勉強になりました



国民性も出てましたね (にゃごにゃ)
2005-09-09 09:35:26

らくさん、こんにちは。

>> そういう世界の中に日本があるってこと忘れちゃいけませんね。
ほんと、一部の国から悪者の中の悪者みたいにいわれて
萎縮している人も多いですが、世界のために伝え、
世界のために教えられるものもたくさん持っているのが
日本です。

ところで、米国については確かに、今回のことで、JJさんが
いわれるように国民性が出ている部分もありますね。救援作業の
チームを武装集団が襲い、護衛の警察に射殺されるなんて、開拓時代の
精神(?)をそのまま受け継いでいる感じです。

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